浪費三昧の生活から一転。育休中でも年130万円貯めた3つのワザ
コロナ禍で、仕事や収入、生活スタイルが変わったという家庭も多いなか、貯まる人と貯まらない人の二極化が進行している傾向に。どんな逆境にあってもお金を貯めている人の秘密を探るべく、エッセ編集部では、年100万円貯めたお金の達人“オカネジェンヌ”を選びました。
Kさんのキッチン
今回は、特別賞に輝いたKさんに注目! 浪費三昧の生活から貯まる家計に変わるまでの軌跡を伺いました。
<Kさん(栃木県・26歳)のプロフィール>
夫(28歳)、長男(1歳)の3人家族。夫婦で1年間の育休を取得。収入は育休前の約6割に減ったものの、月約10万円に加えてボーナスなどで年130万円の貯金に成功。
夫の月収(手取り) 150,000円
妻の月収(手取り) 120,000円
児童手当 15,000円
****************
収入合計 285,000円
住居費(駐車場代を含む) 60,000円
食費 30,000円
外食費 10,000円
水道・光熱費 23,400円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーなど) 9,000円
日用雑費 13,000円
子ども費(オムツ、ミルク代など) 8,000円
クルマ費 5,000円
こづかい(夫) 5,000円
こづかい(妻) 5,000円
保険料 5,000円
貯金 111,600円
*******************
支出総計 285,000円
収支 ±0円
じつは結婚前は「2人とも貯金はほぼ0円」! 「夫は給料を1か月ですべて使い果たすから、給料日前は通帳の残高が2〜3桁になるんです(笑)」と言うKさん。今はすっきりしている家も、貯められない時期は、ものであふれていたそう。
浪費三昧の生活に転機が訪れたのは妊娠がわかったとき。「教育費にお金がかかるという話を聞いていたので、今みたいなお金の使い方だと子どもを大学に進学させられないと思って…」と家計を見直すことに。
・固定費の見直し
・洋服の取捨選択
・夫婦でお金の勉強
この3つで、見事家計の見直しに成功。
「面倒なことは苦手なので、キャッシュレス決済とひもづけた家計簿アプリを使用して入力の手間を省略。先取り貯金だとお金がたりなくなる不安があるので残し貯めに。並行して不要品を処分したことで家の中もスッキリ! 自分に合った家計管理で、育休中で収入が減ったのに1年間で130万円貯めることができました」
スマホはキャッシュレス決済のポイント還元を考えると、格安スマホに乗り換えるより、最安の料金プランに変更し、ドコモを継続する方がおトクと判断。サブスクの契約は13から5つに削減。「また使いたくなったら、いつでも契約できるので思いきって解約しました」
<Kさんおすすめ!>シンプルで使いやすい家計簿アプリ「Moneytree」
今月使った分が費目別になってグラフ化されるので、「外食費を使いすぎている」など引き締めどころがわかります。「ポイント残高も表示されるので、使い忘れがありません」
※無料、一部アプリ内課金あり
家族が増えるので家を片づけて、着ていない服をメルカリに出品。「ものを減らしたら掃除はラクだし、家の居心地もよくて…。ものが多い生活には戻りたくないので、買い物にも慎重になって、余計なものを買わなくなりました」
フリマアプリで売れた総額はなんと25万円にも!
<Kさんおすすめ!>洋服を管理するアプリ「JUSCLO」
手もちの服の写真を登録できるクローゼットアプリを使用。「似たような服のダブり買いを防いだり、ショップの服を撮影すればアプリ内でコーデができるので、買い物の失敗がありません」
※無料
つわりがだいぶ落ち着いた頃「本を読む元気はなかったですが、動画なら寝ながらでも見れる」とYouTubeでお金の勉強を開始。「節約だけではなく、お金を増やすことにも関心をもつようになり、つみたてNISAを始めました」
<日用品のストックリストでムダ買いを防止>
日用品はいつも買う「定番」を決めてリスト化。在庫がなくなりそうになったら定番を購入。「お店でいろいろ見ると余計なものまで欲しくなるので、決まったものだけ買います」
<キャッシュレスキャンペーンはリマインダーにまとめて>
キャッシュレスキャンペーンはスマホのリマインダーに。夫と情報共有し、夫婦でおトクをゲット。
「メインで貯めている以外のポイントは早めに消化すれば、使い忘れません」
夫と協力することは貯金アップの近道のひとつ!
家計簿アプリをこまめに見直している点が◎。また、サブスクは1つの契約金額は小さくても、“チリツモ”で高額になりがちなので、ここを見直したのは正解です。元浪費家の夫と協力できているので、この調子なら貯金1000万円も達成できそう!
お金はだらだらと使っていると、浪費していくばかり。貯まる家計に変わるには、まずは意識を変えてお金に敏感になることが大事。何にいくら使っているのか? 支出を管理することで、ムダな出費が防げます。一度はずみがつくと、家の中のムダなものも見えてきて、暮らしも整っていくはず。貯まる家計を目指して、お金の使い方を見直すことから始めてみましょう。
<取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
ファイナンシャルプランナー。家計立て直しのプロで、これまでの相談件数は2万3000件超。1男5女のお父さん
サブスク、洋服を取捨選択!結婚・出産を機に暮らしを整え、貯まる家族に変わった
Kさんのキッチン
今回は、特別賞に輝いたKさんに注目! 浪費三昧の生活から貯まる家計に変わるまでの軌跡を伺いました。
夫(28歳)、長男(1歳)の3人家族。夫婦で1年間の育休を取得。収入は育休前の約6割に減ったものの、月約10万円に加えてボーナスなどで年130万円の貯金に成功。
●【K家の家計表】
夫の月収(手取り) 150,000円
妻の月収(手取り) 120,000円
児童手当 15,000円
****************
収入合計 285,000円
住居費(駐車場代を含む) 60,000円
食費 30,000円
外食費 10,000円
水道・光熱費 23,400円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーなど) 9,000円
日用雑費 13,000円
子ども費(オムツ、ミルク代など) 8,000円
クルマ費 5,000円
こづかい(夫) 5,000円
こづかい(妻) 5,000円
保険料 5,000円
貯金 111,600円
*******************
支出総計 285,000円
収支 ±0円
面倒なことはせずに育休中でも貯金アップ
じつは結婚前は「2人とも貯金はほぼ0円」! 「夫は給料を1か月ですべて使い果たすから、給料日前は通帳の残高が2〜3桁になるんです(笑)」と言うKさん。今はすっきりしている家も、貯められない時期は、ものであふれていたそう。
浪費三昧の生活に転機が訪れたのは妊娠がわかったとき。「教育費にお金がかかるという話を聞いていたので、今みたいなお金の使い方だと子どもを大学に進学させられないと思って…」と家計を見直すことに。
・固定費の見直し
・洋服の取捨選択
・夫婦でお金の勉強
この3つで、見事家計の見直しに成功。
「面倒なことは苦手なので、キャッシュレス決済とひもづけた家計簿アプリを使用して入力の手間を省略。先取り貯金だとお金がたりなくなる不安があるので残し貯めに。並行して不要品を処分したことで家の中もスッキリ! 自分に合った家計管理で、育休中で収入が減ったのに1年間で130万円貯めることができました」
●貯めワザ1:携帯料金やサブスクなど固定費の見直し
スマホはキャッシュレス決済のポイント還元を考えると、格安スマホに乗り換えるより、最安の料金プランに変更し、ドコモを継続する方がおトクと判断。サブスクの契約は13から5つに削減。「また使いたくなったら、いつでも契約できるので思いきって解約しました」
<Kさんおすすめ!>シンプルで使いやすい家計簿アプリ「Moneytree」
今月使った分が費目別になってグラフ化されるので、「外食費を使いすぎている」など引き締めどころがわかります。「ポイント残高も表示されるので、使い忘れがありません」
※無料、一部アプリ内課金あり
●貯めワザ2:洋服を手放してメルカリで副収入も
家族が増えるので家を片づけて、着ていない服をメルカリに出品。「ものを減らしたら掃除はラクだし、家の居心地もよくて…。ものが多い生活には戻りたくないので、買い物にも慎重になって、余計なものを買わなくなりました」
フリマアプリで売れた総額はなんと25万円にも!
<Kさんおすすめ!>洋服を管理するアプリ「JUSCLO」
手もちの服の写真を登録できるクローゼットアプリを使用。「似たような服のダブり買いを防いだり、ショップの服を撮影すればアプリ内でコーデができるので、買い物の失敗がありません」
※無料
●貯めワザ3:節約の意識が芽生え、夫とお金の勉強
つわりがだいぶ落ち着いた頃「本を読む元気はなかったですが、動画なら寝ながらでも見れる」とYouTubeでお金の勉強を開始。「節約だけではなく、お金を増やすことにも関心をもつようになり、つみたてNISAを始めました」
●リスト化でやりくり上手に
<日用品のストックリストでムダ買いを防止>
日用品はいつも買う「定番」を決めてリスト化。在庫がなくなりそうになったら定番を購入。「お店でいろいろ見ると余計なものまで欲しくなるので、決まったものだけ買います」
<キャッシュレスキャンペーンはリマインダーにまとめて>
キャッシュレスキャンペーンはスマホのリマインダーに。夫と情報共有し、夫婦でおトクをゲット。
「メインで貯めている以外のポイントは早めに消化すれば、使い忘れません」
●ファイナンシャルプランナー・横山光昭さんからひと言!
夫と協力することは貯金アップの近道のひとつ!
家計簿アプリをこまめに見直している点が◎。また、サブスクは1つの契約金額は小さくても、“チリツモ”で高額になりがちなので、ここを見直したのは正解です。元浪費家の夫と協力できているので、この調子なら貯金1000万円も達成できそう!
お金はだらだらと使っていると、浪費していくばかり。貯まる家計に変わるには、まずは意識を変えてお金に敏感になることが大事。何にいくら使っているのか? 支出を管理することで、ムダな出費が防げます。一度はずみがつくと、家の中のムダなものも見えてきて、暮らしも整っていくはず。貯まる家計を目指して、お金の使い方を見直すことから始めてみましょう。
<取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【横山光昭さん】
ファイナンシャルプランナー。家計立て直しのプロで、これまでの相談件数は2万3000件超。1男5女のお父さん