食器、洋服、写真… 「捨てづらいもの」を1日15分で片づける方法
時間があるときに片づけよう、整理しよう、と思いながら1年も2年も放置しているものはありませんか? ずっと片づけたいと思っているのに「面倒くさい」「どう手をつけたらいいか分からない」という気持ちが勝ち、段ボールなどにしまったまま眠ってしまうことも。
そこで、現在60代・カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、ついあと回しにしがちなもののの片づけに着手する方法について教えてもらいました。
なかなか片づけられないものを先延ばしにしないコツ
どんどんたまっていく本や雑誌、写真、ショップの袋、食器、洋服、バッグ、化粧品。棚からあふれそうなものを見ては、ストレスをためる生活は今日で終わり。
年齢を重ねると「片づけを先延ばしする習慣」が、長年のあいだにすっかり強化されているかもしれません。けれども、「片づけるぞ!」と決心して、以下の3つのステップどおりに進めれば、新しい習慣を身につけることができますよ。
1日24時間あるうちのどこかで15分間だけ、片づけをする時間を決めて、スケジュールに入れます。歯医者の予約をして、手帳に書くのと同じ要領です。
「時間があるときに片づけよう」と思いつつ、いつまでたっても片づけられないのは、片づける時間をスケジュールに入れないからです。現代人は忙しいので「いつか時間ができたら」とぼーっと思っていても、そんな時間は、いつまでたってもできません。
片づけタイムは、朝でも、昼休みでも寝る前でも、自分の好きな時間で構いません。
ただし、大事なのは毎日継続すること。できれば同じ時間が望ましいですが、日よって、片づけタイムが変わっても問題ありません。その時間を忘れないようにしっかり手帳や、スケジュール管理アプリに入れておいてください。
1日15分が取れないとしたら、あなたは仕事や家事をやりすぎています。これを機会に、やることを少し減らしてください。
また、以下のステップで行うことは、すべてこの15分の間に行います。
先延ばしているなあと自覚しているものや、これから片づけたいと思っているものをすべて、ノートや紙に書き出します。
頭の中で考えているだけだとあいまいな願いで終わるものも、書き出してしまえば、これからやるべきことに変わります。
片づけたいものから番号をつけていくのもおすすめです。あとは、この番号順、または上から順番に片づけるだけです。
山のようにたまっている紙焼き写真を整理したいと思ったとしましょう。
「写真の片づけ」と大雑把に考えていると、なにをどうしていいのかわからず動き出せません。もっと具体的な作業や方針を考えてください。
こうすることを私は“作業の細分化”と呼んでいます。
たとえば、
0.方針を考える
1.アルバムを1か所に集める
2.アルバムから写真を全部取りはずす、袋に入っている写真も出す
3.写真を1枚1枚見て、写りのよくないもの、似たような構図でいらないものは捨てる
4.残りをアルバムに収めて、余ったアルバムは捨てる
このように、これからすべき作業も書き出しておくと、あとはそれを見ながら、淡々と作業にいそしむだけです。
15分たったら、途中でもその日は終わり。続きは翌日行います。15分片づけは、ついたまりがちなデジタル写真やメールなどの整理にも有効ですし、掃除や雑務を片づけたいときにもおすすめです。
片づけタイムが来ても、作業に取りかかれないのは、細分化がたりないからです。今の自分がとくに努力しなくても簡単にできるところまで作業を分けてください。
片づけるものによっては、捨て方をインターネットで調べる必要があるでしょう。こんなときも、「捨て方をスマホで調べる」という作業を入れてください。
以上が、先延ばししているものを片づけるステップです。
ポイントは、1)予定に入れてしまう 2)具体的な作業に細分化する 3)書き出す 4)一気にやらず、1日に15分だけ行う この4つです。
方針を考えたり、細分化したりするのも、片づけタイムの15分で行います。このように、少し考えて、計画を立てることが、じつは非常に重要です。
どうしてもやる気がでないときは、その時間が来たら、「2分間だけやろう」と決めて、タイマーをかけて行ってください。やり始めてしまえば、15分ぐらいすぐにたちます。
1日15分でも、前に進んでいるので、やるべきことをやっていない罪悪感や焦りから解放されますよ。
●教えてくれた人
1959年生まれ、カナダ在住。60代のミニマリストな主婦ブロガー。夫と娘の3人家族で娘は独立し現在夫と2人暮らし。人気ブログ「筆子ジャーナル
」では持たない暮らしに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術
』(KADOKAWA刊)、『買わない暮くらし。片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法
』(大和出版刊)など
そこで、現在60代・カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、ついあと回しにしがちなもののの片づけに着手する方法について教えてもらいました。
なかなか片づけられないものを先延ばしにしないコツ
1日たった15分!片づけを先延ばしにする習慣から卒業するコツ
どんどんたまっていく本や雑誌、写真、ショップの袋、食器、洋服、バッグ、化粧品。棚からあふれそうなものを見ては、ストレスをためる生活は今日で終わり。
年齢を重ねると「片づけを先延ばしする習慣」が、長年のあいだにすっかり強化されているかもしれません。けれども、「片づけるぞ!」と決心して、以下の3つのステップどおりに進めれば、新しい習慣を身につけることができますよ。
●ステップ1:1日15分の片づけ時間をスケジュールに入れる
1日24時間あるうちのどこかで15分間だけ、片づけをする時間を決めて、スケジュールに入れます。歯医者の予約をして、手帳に書くのと同じ要領です。
「時間があるときに片づけよう」と思いつつ、いつまでたっても片づけられないのは、片づける時間をスケジュールに入れないからです。現代人は忙しいので「いつか時間ができたら」とぼーっと思っていても、そんな時間は、いつまでたってもできません。
片づけタイムは、朝でも、昼休みでも寝る前でも、自分の好きな時間で構いません。
ただし、大事なのは毎日継続すること。できれば同じ時間が望ましいですが、日よって、片づけタイムが変わっても問題ありません。その時間を忘れないようにしっかり手帳や、スケジュール管理アプリに入れておいてください。
1日15分が取れないとしたら、あなたは仕事や家事をやりすぎています。これを機会に、やることを少し減らしてください。
また、以下のステップで行うことは、すべてこの15分の間に行います。
●ステップ2:片づけたいものをすべて書き出す
先延ばしているなあと自覚しているものや、これから片づけたいと思っているものをすべて、ノートや紙に書き出します。
頭の中で考えているだけだとあいまいな願いで終わるものも、書き出してしまえば、これからやるべきことに変わります。
片づけたいものから番号をつけていくのもおすすめです。あとは、この番号順、または上から順番に片づけるだけです。
●ステップ3;作業を細分化してもくもくと片づける
山のようにたまっている紙焼き写真を整理したいと思ったとしましょう。
「写真の片づけ」と大雑把に考えていると、なにをどうしていいのかわからず動き出せません。もっと具体的な作業や方針を考えてください。
こうすることを私は“作業の細分化”と呼んでいます。
たとえば、
0.方針を考える
1.アルバムを1か所に集める
2.アルバムから写真を全部取りはずす、袋に入っている写真も出す
3.写真を1枚1枚見て、写りのよくないもの、似たような構図でいらないものは捨てる
4.残りをアルバムに収めて、余ったアルバムは捨てる
このように、これからすべき作業も書き出しておくと、あとはそれを見ながら、淡々と作業にいそしむだけです。
15分たったら、途中でもその日は終わり。続きは翌日行います。15分片づけは、ついたまりがちなデジタル写真やメールなどの整理にも有効ですし、掃除や雑務を片づけたいときにもおすすめです。
片づけタイムが来ても、作業に取りかかれないのは、細分化がたりないからです。今の自分がとくに努力しなくても簡単にできるところまで作業を分けてください。
片づけるものによっては、捨て方をインターネットで調べる必要があるでしょう。こんなときも、「捨て方をスマホで調べる」という作業を入れてください。
●どうしてもやる気が出ないときは…
以上が、先延ばししているものを片づけるステップです。
ポイントは、1)予定に入れてしまう 2)具体的な作業に細分化する 3)書き出す 4)一気にやらず、1日に15分だけ行う この4つです。
方針を考えたり、細分化したりするのも、片づけタイムの15分で行います。このように、少し考えて、計画を立てることが、じつは非常に重要です。
どうしてもやる気がでないときは、その時間が来たら、「2分間だけやろう」と決めて、タイマーをかけて行ってください。やり始めてしまえば、15分ぐらいすぐにたちます。
1日15分でも、前に進んでいるので、やるべきことをやっていない罪悪感や焦りから解放されますよ。
●教えてくれた人
【筆子(ふでこ)さん】
1959年生まれ、カナダ在住。60代のミニマリストな主婦ブロガー。夫と娘の3人家族で娘は独立し現在夫と2人暮らし。人気ブログ「筆子ジャーナル
」では持たない暮らしに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術
』(KADOKAWA刊)、『買わない暮くらし。片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法
』(大和出版刊)など