3年で2度目のコッパ・イタリア決勝敗退もガスペリーニ「このレベルに到達できて嬉しい」

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アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、コッパ・イタリア決勝のユベントス戦を振り返った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

2年ぶり2度目の決勝進出となったアタランタ。優勝となれば1962-63シーズン以来の快挙だったが、31分に相手の先制を許すと、41分にMFルスラン・マリノフスキーのゴールで追いつくも、73分にFWフェデリコ・キエーザに決勝ゴールを決められ、1-2で敗戦となった。

3年で2度目の決勝敗退にガスペリーニ監督は失望を隠さなかったが、チームは懸命に戦ってくれたと称賛。流れを決める決定的な場面を振り返りつつ、試合を分析した。

「もちろん失望している。タフな試合で、タイトで、両チームとも強いテンポでよく戦った。決定的な場面、特に最初の失点と(マッテオ・)ペッシーナに対するファウルの場面でPKには恵まれなかったが、我々は懸命に戦った。(アドリアン・)ラビオの入り方やペッシーナの倒れ方を見ると、突進があったことは明らかだが、誰がボールに触れたのかはわからなかった」

「90分の間には、自分が主導権を握っている局面もあれば、そうでない局面もある。決勝戦は延長戦も考えられるため、試合を変えられる要素をベンチから出すようにした」

「プレーの展開がうまくいかないこともあったが、90分間、常にそうできるわけではない。ベンチから誰かを投入することで、新鮮な要素を与え、テーブルの上のカードを変えることができる。だが、キエーザに素晴らしいゴールを決められ、結果的にはそれが決め手となった」

それでも指揮官は、ここ数年のクラブの成績には満足しているようで、来季以降もスクデットなどのタイトルを狙っていくと、強い志を示した。

「ヴェローナやサンプドリア以来、我々の規模のクラブがスクデットを獲得したことはない。それは明らかに、ビッグクラブと競争するのは非常に難しいということだ。コッパ・イタリアも同様で、30年前にヴィチェンツァが最後に達成した小さなクラブだったと思う」

「この3年で2度目の決勝進出を果たすとともに、ユベントスとはほとんど互角の戦いができた。このレベルに到達できて我々は嬉しいよ」

「3年連続でチャンピオンズリーグの出場権を獲得し、3年間でコッパ・イタリアの決勝戦に2回進出したクラブはそう多くはない。我々は今シーズン2位になったのだ」