食費節約になる献立の黄金パターンと、おすすめ時短調味料4つ

2021年5月7日 18時49分

毎日の献立を考えてつくるのは、なかなか大変！　苦手意識を持っている人も多いようです。
そんななか、「献立をパターン化したら、買い物も調理も時短になって節約もできた！」というのは、5人家族のインスタグラマー・chiaki＿chokinさん。献立のつくり方から愛用している調味料まで、教えてもらいました。

節約のための料理が時短＆手間抜きに

切りおき食材やそのまま出すだけの副菜を常備

「夜ご飯の予算は月2万円以内」を目標に掲げるchiaki＿chokinさん。ですが料理はあまり得意ではなく、手間をかけた節約料理や使いきりを徹底した献立づくりは、難しかったそう。

「そこで始めたのが、献立のパターン化です。買うものもつくるものも決まっているので、考えずにサクッと動けます。間違いない味に仕上がる市販品も積極的に利用するようになりました」

気づいたら失敗もむだもなくなり、料理全般にかかる家事時間が大幅に短縮。
「ラクするほど節約もできて、一石二鳥になっています（笑）」

タレを使えばメインおかずがサッとつくれます。

ちぎるだけ！　で副菜がもう1品。

●基本の献立をつくれば毎日悩まない！

献立はご飯に汁もの、メイン、サラダ、副菜の5点で固定。この品数なら意識しなくてもバランスが整います。トレーにのせるとごちそう感もアップ！

・メインはシンプルな味つけの肉か魚

子どもに合わせて複雑な味つけのものは避け、“下ごしらえ不要＆10分以下でつくれる”を絶対条件に。
「必然的に焼く、または炒める調理法が中心で、つけ合わせもつくりません」

・副菜はそのまま出せるもので

切って薬味をのせれば完成の冷ややっこが登場率高め。
「ほかには納豆やゆで卵、市販の漬物やつくだ煮も。前の日の残りおかずを、あえ物などにさりげなくアレンジする場合も」

・みそ汁は切りおき食材を使い回し

豆腐または油揚げ＋自家製冷凍カット野菜を適当に組み合わせるだけ。
「メインが洋風の場合は、ベーコンとカット野菜でコンソメスープやミルク系のスープにすることも」

・サラダはトマト＋レタスかキャベツ

年間をとおしてほぼこのパターン。
「メインは茶色い料理が多いので、赤＋緑で彩りよく。大人の分のトマトはヘタを取るだけ、レタスとキャベツはちぎるだけなので手間なし」

chiaki＿chokinさんの手間抜きお助けグッズ

面倒な作業をサポート＆味つけのお悩みを解消してくれる、手放せない逸品をご紹介！　どれも身近に手に入るものばかりです。

●便利すぎて手放せない！グッズ四天王

・炒めるのも混ぜるのも！「シリコーン調理スプーン」

無印良品のもの。1本で何役もこなす万能選手。ソフトな素材でフライパンや鍋を傷つけません。

「持ち手が熱くならず、変形もしないタフさもお気に入り」

・大さじも量れる「ミニ計量カップ」

100円ショップで購入。「スプーンに比べてこぼしにくいし、大さじや小さじの目盛りがあるので、何杯入れたか心配する必要もありません。食洗機でもガンガン洗えます」

・1人ランチの時短に「レンジパスタ調理器」

100円ショップで購入し、6年以上愛用中。「1人分のパスタなら5～6分でゆでられます。水きりもでき、器に盛らずソースをかけてそのまま食べれば洗い物も最小限に」

・みそがサッと溶ける「みそ溶き用マドラー」

みそに刺してくるっと回せば、一定量が取り出せる仕組み。

「みその溶け残りもないので、毎日同じ味が出せるように。溝やつなぎ目がなく、洗うのもラクで清潔が保てます」

●おいしい味を手軽に！調味料四天王

・子どもが野菜をパクパク！「焼き肉のタレ」

実家でも長年愛用する『キッコーマンわが家は焼肉屋さん甘口』で、外食のステーキランチ風に。
「ネギの代わりに韓国のりのふりかけをトッピング。豚コマ肉でも十分おいしくつくれました」

・バターとの相性が◎「ポン酢しょうゆ」

ミツカンの『味ぽん』は、おひたしや鍋はもちろん、炒め物やあえ物にも重宝。「鶏肉のバタポン焼きや、オクラのマヨポンあえは、さっぱりしながらコクもあると家族にも好評です」

・煮物にも炒め物にも「万能のめんつゆ」

『キッコーマン濃いだし本つゆ』はうま味が強くどんな料理も味が決まるそう。

「肉ジャガをはじめ、煮卵、うどん、炒め物と毎日フル稼働のため、大きめサイズを常備」

・肉がない日の救世主！「麻婆豆腐の素」

丸美屋の『麻婆豆腐の素』は豆腐さえあればOKの手軽さ。
「月1～2回は食卓に登場。疲れた日は、ご飯にのせて丼にして終わりにすることも。大人は豆板醤をたして辛くします」

忙しい毎日でも、家族が笑顔になる食卓を手早く準備できたら理想です。献立に悩んだり、調理に時間をかけなくてすむ達人のアイデア、ぜひ参考にしてみてください。

＜撮影／難波雄史　取材・文／ESSE編集部＞