大嶋一生市長の死去に伴って今月行われる日光市長選挙で、市議会議員の粉川昭一氏(57)が6日、会見を開き正式に出馬を表明しました。

粉川氏は会社社長や今市事件を受けて発足した自主防犯組織・大沢ひまわり隊の初代代表などを務め、2010年に日光市議会議員に初当選し、現在3期目を務めています。

4月に亡くなった大嶋市長の意思を継げるのは自分しかいないと出馬を決意しました。

大嶋市政を引き継ぎ、民間の感覚を取り入れた行財政改革を目指します。

また「ネクストステージ」を掲げ、行財政改革を行った後、自分たちの手で「夢と希望」あふれる新たな日光を目指したいとしています。

そのためには市民の理解を得ることが重要で、情報発信に力を入れたいと話します。

新型コロナウイルス対策については、日々変化する国の施策に柔軟に対応することが重要だとしていて、コロナ禍でも安心して観光できる環境づくりを整える方針です。

日光市長選には粉川氏のほかに元副市長の阿部哲夫氏(71)が出馬を表明していて選挙戦となる見込みで、5月16日に告示、23日に投開票が行われます。