下野市にある古墳から出た歴史資料を展示する施設の改修が終わり、リニューアルオープンのセレモニーが行われました。

しもつけ風土記の丘資料館は国指定史跡の下野国分寺跡に隣接する古墳などから出土した資料を展示する施設で、2015年に栃木県から下野市に運営管理が移されました。

市が去年8月から総事業費およそ7億円をかけて改修を進め、常設展示を全面リニューアルするなど、より歴史を深く学べる施設に生まれ変わりました。

展示物は古墳時代から平安時代のものが中心で、壁一面に年表を新たに配置し、順路に沿って読み進めることで時代の流れがわかるようになっています。

展示エリアは時代ごとに分けられていて、中でも古墳時代のコーナーでは埴輪を前と後ろの両方から見ることができます。

さらに、免震構造の展示ケースを導入し、国指定の重要文化財を常設展示できるようになりました。

資料館の隣に増築した新しい建物には100人ほどが入れる講堂や体験学習室を設け、機能を充実させたということです。