時短営業も関係なし! コロナ禍でブレイク中の「朝限定メニュー」5選
食楽web
コロナの流行によって、マスク不足やオンライン会議など様々なブームが起きたこの1年。普段は夜まで営業している飲み屋さんがテイクアウト弁当を販売したり、野菜の生産者や漁師さんが産地直送でネット販売するのもすっかりおなじみに。外食産業の中では朝ラー、朝カレーなど、「朝外食」が注目されることになりました。
ということで、今回はオススメ朝外食の店を5件紹介。密をさけて朝から美味しいもので満ち足りた時間を過ごしてみませんか?
朝ラーメンの先駆者!
『上海麺館』(中野)の朝限定「サバ節らーめん」
今まではランチタイムから深夜までの営業が多かったラーメン店ですが、コロナのパンデミックにより、朝から夜の早い時間まで、という営業時間に切り替わった店も多くなりました。
その中でも、早いうちから「朝ラー」を出すようになったのが、中野にある『上海麺館』。朝7時~10時の時間だけ食べられるのは「サバ節らーめん」。朝はこの1種類のみ、そして10時以降は食べられないラーメンです。
「サバ節らーめん」600円。細かく浮いているのは背脂の粒
澄んだ醤油系スープに、海苔、チャーシュー、ネギ、ナルトで、オーソドックスな印象。透明感のあるスープは豚1:魚2で作り、かえしと香味油で味を整え、最後に背脂で完成。
醤油ダレ、ほのかに甘みを感じるサバのスープに、スープをしっかり絡めて吸い上げる細ストレート麺。ほんのり感じる背脂のコクなど、まさに朝向き、ホッとする美味しさです。
●SHOP INFO
店名:上海麺館
住:東京都中野区中野5-63-4
TEL:03-6379-9640
営:7:00~10:00(朝ラーメン)、11:00~20:00(L.O.19:50)
※緊急事態宣言解除後は7:00~10:00、11:00~23:00予定
休:なし
ラーメンで日本の朝を表現した唯一無二の旨さ!
『雨ニモマケズ』(十条)の「地鶏油の月見納豆まぜそば」
朝ラーって、大概は朝からお腹にドスッと来ない、鶏スープや魚介のあっさりスープ、というものが多い中、ビジュアル的にも味的にもインパクトがあったのは、北区十条にある『雨ニモマケズ』の「納豆まぜそば」!
『雨ニモマケズ』にある朝限定メニューは「地鶏の月見納豆まぜそば」と、「貝と煮干と地鶏のかけラーメン」の2種。ともに650円。木曜~月曜の朝、11時までの限定メニューです。
「地鶏の月見納豆まぜそば」650円。ミニスープ付き。7:30~11:00の朝限定
ラーメンの麺の上に納豆、中央に卵、ネギと海苔が添えられた一杯で、麺はストレートの細麺。味は地鶏の鶏油+かえしで、納豆&卵の旨みを一気に口の中に広げてくれる、旨すぎるタレが衝撃です。
納豆とラーメンってどうなの? と思う気持ちを、このタレの旨みで一気に包み込んでくれる、いやむしろ、もっと包み込んで! と言いたくなるほどの美味しさ。もし家が近所だったら、毎朝食べに行きたくなる、たまらない味わいです。
●SHOP INFO
店名:雨ニモマケズ
住:東京都北区上十条3-29-11
TEL:非公開
営:月、木、金、土、日7:30~15:00 ※余力があれば、夜の臨時営業あり
水曜11:30~15:00、17:30~21:00(時短要請中は20:00閉店)
休:火曜
駿河台の人気店が作る南インドの朝カレー!
『カリーライス専門店 エチオピア』(御茶ノ水)の「サンバルカリー」
神田古書街で人気のカレー店の一つ、『カリーライス専門店 エチオピア』も朝カレーを出しているお店の一つ。本店ではなく、御茶ノ水駅前にあるビル「御茶ノ水ソラシティ」の中にある店では、朝8時からカレーが食べられます。
朝限定メニューは「欧風チキンカレー」「欧風ポークカレー」各450円に、豆と野菜のカリー「サンバル」がなんと1杯350円で味わえちゃうんです。
「サンバルカリー」350円に「タンドリーフライドチキン」、「グリーンサラダ」各100円
サンバルは南インドのカレーで、日本でいうお味噌汁みたいな、ポピュラーなカレーとのこと。具にはナスや大根、トッピングに水菜がのっています。豆カレーなんですが、豆は溶けこんでいて形はわかりません。程よいトロトロ感となっています。
最初に野菜の甘さがきて、後からスパイスが、最後に辛さがやってきます。香りがとにかく良いので、朝ぼーっとした頭でも、一口食べたらシャキッとしそう。目覚めに嬉しくなる美味しさ!
●SHOP INFO
店名:カリーライス専門店 エチオピア 御茶ノ水ソラシティ店
住:東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティB1
TEL:03-5296-0210
営:7:30~22:30、土日祝11:00~21:00(L.O.各30分前、朝カレーは~10:30)
休:なし
丸の内で朝からプチ贅沢気分!
『o/sio』(丸の内)の「ととのえるカレー」
具材色々で彩り華やか、朝から幸せ~な気持ちになれるのが、その名も「ととのえるカレー」。十六穀米にルー、おばんざいが6種にミニサラダが一緒になったカレーで、朝10時までの限定メニューです。
「ととのえるカレー」1200円、ドリンクセットの場合1500円
この日のラインナップは、ゆで卵、サラダのほかに、レンコンのきんぴら、ひじきの煮物、黒豆、ほうれん草と春菊のゴマ和え、紫キャベツのマリネ、紅白なますが広く敷かれたカレーの上に。そのまま一つ一つを味わっても良いし、混ぜて食べても絶妙なバランス。
まさかのおばんざいmeetsカレー。盛り付けはスリランカ風だけれどプレートの中は和。しかもそれぞれの食材の食感が異なるので楽しい!
ひじきとカレー、黒豆とカレーなど初めての出会い、そして十六穀米のモチっとプチっとした食感。自分でこれだけのカレーを作ろうと思ったら何日かかるんだ~。ということで、作るよりお店で食べたいカレーです。野菜のバラエティさや、十六穀米など朝から身体にいい食事したな~、って気持ちになれる、まさに「ととのえるカレー」です。
●SHOP INFO
店名:o/sio(オシオ)
住:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア B1F
TEL:03-3217-4001
営:7:00~10:30(L.O.10:00)、11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~23:00(L.O.)、土・祝7:00~10:30(L.O.10:00)、11:30~15:00(L.O.13:30)、17:00~LO22:00 ※状況に応じて変更あり
休:ビルの定休日に準ずる
北京の街中に妄想トリップ!
『老酒舗』(御徒町)の「早餐セット」
そしてこの1年、国内はおろか海外旅行に行けないフラストレーションを溜めている方にオススメしたいのが、御徒町駅のガード下にある『老酒舗』。
店のスタッフは全員中国の人。飛び交う声ももちろん中国語、店内の雰囲気といい、張り紙といい、北京にある昔ながらの飲食店にうっかり入り込んじゃった気分に浸れます。
朝食メニュー「早餐セット」は4種類。肉まんと白がゆセット500円や焼き餅と海苔ワンタンスープ豆腐脳+焼き餅or揚げパンのセット各500円などがあります。
「炸油条(揚げパン)と豆乳セット」、日替わりの漬物付き400円。どんぶりの豆乳はほんのりあたたかい
その中で、一番人気なのが「炸油条(揚げパン)と豆乳セット」。どんぶりいっぱいの豆乳と揚げたてのパン、そして日替わりの漬物のセットです。
揚げたてカリッとふわっとの揚げパンは、そのままでも、豆乳につけて食べてもOK。北京の人は、豆乳に砂糖をレンゲ一杯ほど入れて味わいますが、砂糖の量はお好みでどうぞ、とのこと。甘いものが苦手な人は、そのまままたは、卓上にある醤油を入れてもいいかも。
これだけじゃ足りない~、という人には、「水餃子」(3個240円)や、「自家製チャーシュー」(200円)をプラスするのもオススメです。
●SHOP INFO
店名:老酒舗(ろうしゅほ)
住:東京都台東区上野5-10-12
TEL:03-6284-2694
営:7:00~10:00(朝食)、11:00~20:00、土曜、日曜、祝日7:00~11:00(朝食)、12:00~15:00(ランチ)、15:00~20:00(L.O.19:30)、日・祝、11:00~20:00(L.O.19:30)
※緊急事態宣言解除後は
7:00~10:00、11:00~23:00(L.O.22:30)、日曜、祝日7:00~11:00、11:00~22:00(L.O.21:30)
休:なし
週末やゴールデンウィーク、遊びに行く予定がないよ~、とか、誰かを誘って遊びに行くのは躊躇するわ~、というときこそ、一人朝外食! 家ゴハンに飽きた、とか、混雑する前の朝早くから活動したい、なんて時にもオススメですよ。
(取材・文◎いしざわりかこ)
※緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などで営業時間の変更、休みなどがある場合があります。