栃木県内の1週間の新型コロナウイルス感染状況をまとめました。

県内では4月22日から28日までの1週間で181人の感染が発表されました。

前の週から38人増え、再び増加し始めています。

感染者の居住地別では、宇都宮が30人で最も多く、次いで小山と真岡の29人となっています。

この1週間で、県は5件のクラスターを認定していて、これまでに上三川町の病院で患者と医療従事者合わせて30人が感染したほか、宇都宮市の介護施設では9人の感染が判明しました。

従来のウイルスより感染力が強く、重症化リスクが高いとされる変異株について、県はこの1週間で47人の感染を公表していて一気に倍増しました。

県が実施している変異株のスクリーニング検査では3月末までは0%台だった陽性率が、直近の4月19日から25日では41.9%と急増しています。

県独自の警戒度は全体で上から3番目の「厳重警戒」を維持しています。

警戒度を判断する7つの指標のうち「病床使用率」が24.2%に増えていて、上から二番目の「まん延防止等重点措置」の範囲に入っています。

感染経路不明割合も、まん延防止等重点措置の範囲に近い数字となっていて県は、大型連休中の県外への移動自粛など対策を徹底するよう呼びかけています。