那須塩原市の2つの養豚場で発生した豚熱について、栃木県は22日正午までに全体のおよそ34%の殺処分を終えたと発表しました。

県の発表によりますと、4月17日夜から24時間態勢で始まった3万7千頭の豚の殺処分は、22日正午までに全体の33.9%、頭数にして1万2550頭を終え、前日から1.7%進みました。

作業に当たった人員は、延べ3390人に上りました。        

県は防疫作業の効率化をはかるため、県内全ての25の市町と農業団体に協力を求めていて、23日は養豚場がある那須塩原市に加えて近隣の5つの市町の職員が作業員の集合施設の運営に携わるということです。

農業団体の職員は養豚場内の作業にあたります。

県は市町の職員について1日20人の協力を依頼しています。