那須塩原市の2つの養豚場で発生した豚熱について、栃木県は21日正午までに全体の32%の殺処分を終えたと発表しました。

県の発表によりますと、4月17日夜から24時間体制で始まった3万7千頭の豚の殺処分は、21日正午までに全体の32.2%、頭数にして1万1927頭を終えました。

子豚の処分が終わりに近づき、親豚に取りかかっていることから、20日までと比べてペースが落ちていますが、予定通り進んでいるということです。

また、県は21日、日光市足尾で死んだ野生イノシシ1頭から豚熱が確認されたと発表しました。日光市での確認は初めてです。

発見した場所から半径10キロ以内に養豚場はないということです。