トラブル回避のためのSNSマナー。誹謗中傷と批判の違いは?画像引用どこまでOK?
Instagram、LINE、Twitterなど、生活に欠かせないツールとなったSNS。友人の近況報告はもちろん、生活のヒントや育児の不安や悩みなど共感するポイントなど、さまざまな情報を集めることができる便利なものでもあるのですが、使い方次第ではトラブルの原因になることも。
ESSE読者357人に使用しているSNSや、トラブルにならないために実際に気をつけていることを調査しました。

SNSを使うときにみんなが気をつけていることは?(※写真はイメージです。以下同)
SNSを使って発信をしているかを聞いたところ、読者の半数以上が何かしら発信していました。
情報発信に利用しているSNSツールでは、Instagramがいちばん多く、次にほぼ同数でFacebook、Twitterという結果に。
ブログを書いている人は3割弱、LINEは情報発信というよりも連絡ツールという認識の読者がほとんどでした。

悩みや成長記録など「育児」について書いているとの声が1位に。日記的な役割として使用している人たちも多数。またフォローやリツイートをすることでプレゼント応募ができるキャンペーンの多いTwitterでは、懸賞専用のアカウントをつくっているという方もいらっしゃいました。

SNSを楽しく使ううえで気をつけていることについて聞いてみました。
「Instagramは鍵をつけて、知らない人には見られてないようにしています。またプライベート用と懸賞や趣味用のアカウントを別にしています」(愛知県・主婦・27歳)
「Twitterは愚痴、Instagramはコスメやご飯やスイーツ、ブログは文章が書きたくなったときに投稿」(神奈川県・主婦・28歳)
「Instagramは情報収集閲覧用。Twitterは趣味と情報収集と育児専用。Facebookは旧友の近況報告確認&自分の近況報告」(神奈川県・主婦・31歳)
公開制限はもちろん、写真がメインなInstagramは趣味にふりきるか限定公開に設定して身近な人に向けに、Twitterは趣味や情報収集に使うなど、ツールの特色に合わせてみなさん使っているようです。またアカウントはあるけれど見る専用にして、投稿はしていないという人もいました。みなさん、見る人や使用目的でツールを分けているそうです。
「Twitterなど不特定多数が見られるものには顔を出さないようにしています」(東京都・アルバイト・40歳)
「防犯の面からリアルタイムであげないようにしています。家をあけていることがわかってしまう旅行中などはとくに」(愛知県・アルバイト・39歳)
「一般公開しているInstagramは特定できないように顔は出しません。ほかにも地名やリアルな投稿は避けています」(滋賀県・アルバイト・40歳)
「家で写真を撮るときは間取りが分からないようにしています」(福井県・教員産休中・40歳)
いちばん多かったのが、画像による個人特定への危機感の声。特定されないよう気をつけているという人が、アンケート結果の約3割以上を占めていました。自分だけでなく、とくに家族や友人の顔写真は出さないという人が多く見受けられました。また投稿時間に時差をつけたり、家の間取りや配置、商品の店名を消すなど、画像から読み取れる情報が多いからこそ注意を払いたいですよね。
「いろんな人がいるので、いろんな意見があるのはあたりまえなので、自分の意見を強く出しすぎない」(福岡県・非常勤・44歳)
「嘘は書かない。周囲が不快になるような文章は書かない」(東京都・主婦・41歳)
「愚痴、文句、常識やマナー違反をしないようにまわりに不快感を与えたくない」(熊本県・事務職パート・31歳)
ネガティブな言葉や表現、内容に気をつけているという意見が圧倒的に多くありました。不特定多数の人が見るからこそ、捉え方も千差万別。自分が思っていることとは違う受け取り方され、それが炎上や誹謗中傷に繋がらないよう、マイナス発言は避けるという声も多数。ほかにも情報を発信している方は、その情報が正しいものなのか、誤字脱字なども気に配っているそうです。

ほかにもSNSで発信する際に気をつけるべきことはあるのでしょうか? 昨今問題になっている、誹謗中傷や炎上などのトラブルに巻き込まれないようにするための注意点や、画像の引用のルールについて、スマホやSNS事情に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんに伺いました。
「誹謗中傷は人格や存在を否定することです。言動に対する意見や批判は誹謗中傷に入りません」と高橋さん。
たとえば、「お笑い芸人さんのこのコントはおもしろくなかった」などはあくまでコントへの感想になるので、誹謗中傷にはなりません。ただ、批判や意見と言えど、言われた当人やファンなどはいい気持ちがしないことは理解しておくことが必要です。
「なので本人にダイレクトに伝えたりSNSに投稿するのではなく、周囲の人に口で言うだけにするのがおすすめです。というのも匿名性が強いSNSなどは、どうしても言葉が攻撃的になりがちに。さらに不特定多数の方が見る場面で議論は向いていないのです。意見が分かれやすいものほど炎上したり、変に盛り上がってしまうので気をつけましょう」(高橋さん)
話題のツイートをブログに載せたり、コスメを紹介したくて公式サイトから画像を借りている人も多いと思いますが、著作権の侵害などの問題はないのでしょうか。
「基本的にTwitterでは引用が認められています。改変などせず、ちゃんと引用元をはっきりさせておけば問題はありません。また画像の使用に関しては著作権に触れない、著作権者に不利益を与えていない、引用の範囲に収まりメインコンテンツになっていないということがポイントです。コスメの使用感などを説明したい目的で、そこに商品画像があるとわかりやすいなど補助的な役割なら大丈夫です」(高橋さん)
SNSやネットがもはや当たり前になっているからこそ、そこにまつわるマナーももちろんあります。
「深夜にLINEのプッシュ通知が来て迷惑、という話も耳にします。大事なのは相手との距離感と、自分は気にしないからといった価値観を押しつけないこと。深夜にプッシュ通知が来ても平気な間柄なのか、相手にとって迷惑ではないのか、きちんと判断することが大切です」(高橋さん)
「現実と切り離したネットという世界だからこそ日常のストレスのはけ口として使っている方もいると思います。ネガティブなことやマイナスなことを書き込むことはデメリットにつながりやすいですが、それでもどうしても呟きたいというのであれば『笑える』ような愚痴の呟き方がいいと思います」(高橋さん)
そうすればネガティブな愚痴も共感を得られやすく、また万が一見られてもトラブルに発展しにくそうです。
「もしくは見られてもいい信頼関係を築けているグループトークの中でだけ呟くなど、不特定多数とつながりづらい環境をつくるのも手段の1つだと思います」
SNSとより楽しく、前向きにつき合うためにも、ネットマナーを大切にしながら活用していきたいですね。
<取材・文/やまざきひでよ>
●教えてくれた人
ITジャーナリスト。成蹊大学客員教授。元小学校教員。Webの編集者などを経て独立。SNSやスマホの安心安全利用などをテーマとし、メディアなどに多く出演するほか、学校などを回って講演することも多い。1児の母。
ESSE読者357人に使用しているSNSや、トラブルにならないために実際に気をつけていることを調査しました。

SNSを使うときにみんなが気をつけていることは?(※写真はイメージです。以下同)
利用率1位はInstagram!読者の6割以上がSNSやブログなどで情報を発信中
SNSを使って発信をしているかを聞いたところ、読者の半数以上が何かしら発信していました。
<Q.SNSで情報発信をしていますか?(コメント投稿のみも含む)>
はい 68%
いいえ 32%
はい 68%
いいえ 32%
情報発信に利用しているSNSツールでは、Instagramがいちばん多く、次にほぼ同数でFacebook、Twitterという結果に。
<Q.使用しているSNSを教えてください(閲覧のみも含む複数回答あり)>
Instagram 278票
Facebook 164票
Twitter 162票
ブログ 101票
LINE 75票
mixi14票、YouTube6票、TikTok1票
Instagram 278票
Facebook 164票
Twitter 162票
ブログ 101票
LINE 75票
mixi14票、YouTube6票、TikTok1票
ブログを書いている人は3割弱、LINEは情報発信というよりも連絡ツールという認識の読者がほとんどでした。
●SNSやブログで発信していること1位は…?

<Q.SNSで投稿、発信していることは?>
1位 育児や子どもの成長のこと
2位 日常の記録
3位 美容やコスメについて
4位 ご飯や食べ物などの食レポ
5位 懸賞応募やプレゼント応募
1位 育児や子どもの成長のこと
2位 日常の記録
3位 美容やコスメについて
4位 ご飯や食べ物などの食レポ
5位 懸賞応募やプレゼント応募
悩みや成長記録など「育児」について書いているとの声が1位に。日記的な役割として使用している人たちも多数。またフォローやリツイートをすることでプレゼント応募ができるキャンペーンの多いTwitterでは、懸賞専用のアカウントをつくっているという方もいらっしゃいました。
SNSやコメント…書き込みや投稿で気をつけていること

SNSを楽しく使ううえで気をつけていることについて聞いてみました。
●使用用途を分ける、アカウントを非公開または限定公開にする
「Instagramは鍵をつけて、知らない人には見られてないようにしています。またプライベート用と懸賞や趣味用のアカウントを別にしています」(愛知県・主婦・27歳)
「Twitterは愚痴、Instagramはコスメやご飯やスイーツ、ブログは文章が書きたくなったときに投稿」(神奈川県・主婦・28歳)
「Instagramは情報収集閲覧用。Twitterは趣味と情報収集と育児専用。Facebookは旧友の近況報告確認&自分の近況報告」(神奈川県・主婦・31歳)
公開制限はもちろん、写真がメインなInstagramは趣味にふりきるか限定公開に設定して身近な人に向けに、Twitterは趣味や情報収集に使うなど、ツールの特色に合わせてみなさん使っているようです。またアカウントはあるけれど見る専用にして、投稿はしていないという人もいました。みなさん、見る人や使用目的でツールを分けているそうです。
●画像を載せるときは個人情報や特定されないように気をつける
「Twitterなど不特定多数が見られるものには顔を出さないようにしています」(東京都・アルバイト・40歳)
「防犯の面からリアルタイムであげないようにしています。家をあけていることがわかってしまう旅行中などはとくに」(愛知県・アルバイト・39歳)
「一般公開しているInstagramは特定できないように顔は出しません。ほかにも地名やリアルな投稿は避けています」(滋賀県・アルバイト・40歳)
「家で写真を撮るときは間取りが分からないようにしています」(福井県・教員産休中・40歳)
いちばん多かったのが、画像による個人特定への危機感の声。特定されないよう気をつけているという人が、アンケート結果の約3割以上を占めていました。自分だけでなく、とくに家族や友人の顔写真は出さないという人が多く見受けられました。また投稿時間に時差をつけたり、家の間取りや配置、商品の店名を消すなど、画像から読み取れる情報が多いからこそ注意を払いたいですよね。
●否定、批判、ネガティブな発言を控える
「いろんな人がいるので、いろんな意見があるのはあたりまえなので、自分の意見を強く出しすぎない」(福岡県・非常勤・44歳)
「嘘は書かない。周囲が不快になるような文章は書かない」(東京都・主婦・41歳)
「愚痴、文句、常識やマナー違反をしないようにまわりに不快感を与えたくない」(熊本県・事務職パート・31歳)
ネガティブな言葉や表現、内容に気をつけているという意見が圧倒的に多くありました。不特定多数の人が見るからこそ、捉え方も千差万別。自分が思っていることとは違う受け取り方され、それが炎上や誹謗中傷に繋がらないよう、マイナス発言は避けるという声も多数。ほかにも情報を発信している方は、その情報が正しいものなのか、誤字脱字なども気に配っているそうです。
誹謗中傷だけじゃない!ほかにも気をつけておきたいネットマナー

ほかにもSNSで発信する際に気をつけるべきことはあるのでしょうか? 昨今問題になっている、誹謗中傷や炎上などのトラブルに巻き込まれないようにするための注意点や、画像の引用のルールについて、スマホやSNS事情に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんに伺いました。
●誹謗中傷と批判の違いとは?
「誹謗中傷は人格や存在を否定することです。言動に対する意見や批判は誹謗中傷に入りません」と高橋さん。
たとえば、「お笑い芸人さんのこのコントはおもしろくなかった」などはあくまでコントへの感想になるので、誹謗中傷にはなりません。ただ、批判や意見と言えど、言われた当人やファンなどはいい気持ちがしないことは理解しておくことが必要です。
「なので本人にダイレクトに伝えたりSNSに投稿するのではなく、周囲の人に口で言うだけにするのがおすすめです。というのも匿名性が強いSNSなどは、どうしても言葉が攻撃的になりがちに。さらに不特定多数の方が見る場面で議論は向いていないのです。意見が分かれやすいものほど炎上したり、変に盛り上がってしまうので気をつけましょう」(高橋さん)
●ツイートの引用って著作権の侵害にならない?
話題のツイートをブログに載せたり、コスメを紹介したくて公式サイトから画像を借りている人も多いと思いますが、著作権の侵害などの問題はないのでしょうか。
「基本的にTwitterでは引用が認められています。改変などせず、ちゃんと引用元をはっきりさせておけば問題はありません。また画像の使用に関しては著作権に触れない、著作権者に不利益を与えていない、引用の範囲に収まりメインコンテンツになっていないということがポイントです。コスメの使用感などを説明したい目的で、そこに商品画像があるとわかりやすいなど補助的な役割なら大丈夫です」(高橋さん)
●大事なのは押しつけない&そして相手に不利益にならないこと
SNSやネットがもはや当たり前になっているからこそ、そこにまつわるマナーももちろんあります。
「深夜にLINEのプッシュ通知が来て迷惑、という話も耳にします。大事なのは相手との距離感と、自分は気にしないからといった価値観を押しつけないこと。深夜にプッシュ通知が来ても平気な間柄なのか、相手にとって迷惑ではないのか、きちんと判断することが大切です」(高橋さん)
●どうしても、リアルでは言えないような愚痴を呟きたいときは
「現実と切り離したネットという世界だからこそ日常のストレスのはけ口として使っている方もいると思います。ネガティブなことやマイナスなことを書き込むことはデメリットにつながりやすいですが、それでもどうしても呟きたいというのであれば『笑える』ような愚痴の呟き方がいいと思います」(高橋さん)
そうすればネガティブな愚痴も共感を得られやすく、また万が一見られてもトラブルに発展しにくそうです。
「もしくは見られてもいい信頼関係を築けているグループトークの中でだけ呟くなど、不特定多数とつながりづらい環境をつくるのも手段の1つだと思います」
SNSとより楽しく、前向きにつき合うためにも、ネットマナーを大切にしながら活用していきたいですね。
<取材・文/やまざきひでよ>
●教えてくれた人
【高橋暁子さん】
ITジャーナリスト。成蹊大学客員教授。元小学校教員。Webの編集者などを経て独立。SNSやスマホの安心安全利用などをテーマとし、メディアなどに多く出演するほか、学校などを回って講演することも多い。1児の母。
