任期満了に伴う高根沢町の町長選挙が6日に告示され、3期目の当選を目指す現職と前の町議会議員の新人による一騎打ちの選挙戦に突入しました。

高根沢町長選挙に立候補したのは、届け出順に、3回目の当選を目指す現職の加藤公博候補(61)と前の町議会議員で新人の齋藤誠治候補(63)の2人です。

およそ760票差だった4年前、2017年の選挙戦と同じ候補者同士による一騎打ちの戦いとなりました。

高根沢町宝積寺で行った現職の加藤候補の出陣式には、地元出身の国会議員や県内各地の市長や町長が応援に駆け付けました。

子ども医療費の18歳まで無償化やキリンビール跡地への企業誘致成功など、2期8年の実績をアピールする加藤候補。

その上で、新型コロナウイルス対策や農業振興対策など5本柱の政策で町政の継続と発展を呼びかけました。

一方、前の町議会議員で新人の齋藤候補は高根沢町上高根沢で、支持者およそ200人を前に出陣式を行いました。

齋藤候補は新型コロナウイルス対策や新たな課を役場に設置して町の活性化を図ること、宇都宮市と芳賀町が進める次世代型路面電車LRT事業にアクセスするインフラ整備など5つの公約を掲げています。

改革を訴え、町民に寄り添う町政づくりを訴えました。

高根沢町長選挙は今月11日に投票が行われ、即日開票されます。

なお、町議会議員の辞職に伴う補欠選挙は実施しないということです。