春の交通安全県民総ぐるみ運動が6日から始まるのを前に5日、宇都宮市内でオープニングセレモニーが行われました。

宇都宮市のオリオンスクエアで行われたセレモニーには、栃木県や警察、交通関係団体などからおよそ150人が参加しました。

県内の交通事故は17年連続で減少していて、去年の死亡者数は60人と1952年以降、最も少なくなっています。

一方で、今年は先月下旬に交通死亡事故が相次ぐなど、4日までに18人が亡くなっていて、去年の同じ時期と比べて1人多い状況です。

県警察本部の野井祐一本部長は「子どもや高齢者を交通事故から守るため、これからの10日間は大きなチャンス」と交通安全の意識が高まることを期待しました。

セレモニーでは宇都宮高校の生徒が交通安全のルールとマナーを高らかに宣言したほか、松ヶ峰幼稚園の園児たちがドライバーに交通安全を呼びかけました。

春の交通安全総ぐるみ運動は6日から15日までの10日間行われます。

また、去年9月に栃木県警にレクサスLCパトカーが寄贈された縁で、レクサスインターナショナルのLCチーフエンジニア、武藤康史さんから福田富一知事にリフレクターが贈られました。 

リフレクターには去年秋から県警とタイアップしているサンリオの人気キャラクターが描かれています。

寄贈された3万2千個のリフレクターは、1人で行動する機会が増え交通事故にあう危険性が高くなる県内の小学3年生と4年生全員に配られるということです。