栃木県が整備を進める総合スポーツゾーンの西側に県内2ヵ所目となる環状交差点「ラウンドアバウト」が完成し、30日から全線で通行できるようになりました。

信号なしで車をさばくことができる円のような形の環状交差点「ラウンドアバウト」です。

カンセキスタジアムなどがある宇都宮市西川田の総合スポーツゾーン西側です。

30日は午前10時からの供用開始を前に、県や宇都宮市、宇都宮南警察署の関係者などが交通安全を祈願しました。

総合スポーツゾーンは旧競馬場があった辺りで、ラウンドアバウトは市道と、新たにできた武道館に続く道を円状につないでいます。

南側には国道121号、宮環があり、多くの人が利用する道路ですが、これまでは急カーブで見通しが悪い道でした。

ラウンドアバウトには徐行して侵入し、時計回りで走行、左折の合図をして出るのがルールです。

交差点を通る速度がゆっくりになり、通行の安全性が増すことや信号機がないので停電になっても混乱を防げるなどメリットがあります。

総合スポーツゾーンの整備は西側の多目的広場などを残してほとんど完成していて、来年3月ごろまでに完了する見込みです。