栃木県と宇都宮市は30日、新たに29人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表しました。

29日は鹿沼市の小学校のクラスターの発生が確認されましたが、30日は宇都宮市内のサービス業の事業所で新たなクラスターが発生しています。

新たに感染が確認されたのは、宇都宮市、小山市、栃木市、鹿沼市、足利市、佐野市、真岡市、下野市、日光市、さくら市、壬生町、東京都の10代から70代の男女29人です。

このうち3人は県内45例目のクラスターとなった鹿沼市の小学校の教職員の家族です。

30日までに宇都宮市のサービス業の事業所で従業員5人の感染者が判明し、新たに県内46例目のクラスターと認定されました。

宇都宮市では感染者と接触のあった、この事業所の従業員21人のPCR検査を終えていて、今後、体調が悪い従業員や新たに接触者となる従業員を検査する方針です。

県内の感染者は累計4590人になりました。

また、療養者の数も171人と増加傾向が続いていて、重症者は2人、入院調整中は35人です。

近県の感染の状況です。埼玉県は1人の死亡と107人の感染、茨城県は1人の死亡と29人の感染、群馬県は23人の感染を発表しました。

県では4月11日までを「厳重警戒」と位置づけ、感染防止対策を継続して行うよう呼びかけています。