春を彩るトレンドスイーツ♪ なめらか「桜チーズテリーヌ」の作り方

トレンドのチーズテリーヌを桜味に♪

暖かい日が増え、桜のシーズンが本格的に到来。なかなか思い切りお花見が楽しめない今だからこそ、桜スイーツをおうちで作って春を満喫してみませんか?

本記事では、2021年のトレンドスイーツ “チーズテリーヌ” を桜味に仕上げた「桜チーズテリーヌ」のレシピをご紹介します。

教えてくれた人

k.miyu0702さん
独学でスイーツ作りを楽しんでいるk.miyu0702さん。パン教室に通っていたときの記録としてInstagramを始めたのをきっかけに、SNSでさまざまな交流を広げる。しだいにスイーツ作りに興味を持ち、見ても楽しく、食べてもおいしいスイーツを研究。日々さまざまなレシピを生み出している。

「桜チーズテリーヌ」発案のきっかけは?

2015年から、春になると “桜まつり“ と名付けたスイーツイベントをSNSで発信しているk.miyu0702さん。「桜チーズテリーヌ」を作ったきっかけをお聞きしました。

k.miyu0702さん:
「桜はもちろん、桜スイーツが好きなので毎年の楽しみとして発信しています。5年目になる2020年、和菓子に使われるあんことクリームチーズが合うことをヒントに、桜あんとクリームチーズを使った桜チーズテリーヌを発案しました。

桜の風味をたっぷり感じられるように桜パウダー、桜あん、桜リキュールを使って桜づくしのチーズテリーヌに仕上げた自信作です!」

再現!「桜チーズテリーヌ」の作り方

さっそくk.miyu0702さんのレシピを参考に「桜チーズテリーヌ」を再現します!色合いはmacaroni風にアレンジして、少し淡い仕上がりにしていますよ。

桜の製菓材料は商品によって使用感や仕上がりが異なることが多いです。初めて桜スイーツを作る方にも分かりやすいように、きれいに仕上げるポイントもお伝えします♪

材料(18cmパウンド型)

すべて常温に戻してから使用

・クリームチーズ……200g
・グラニュー糖……55g
・全卵L玉……1個

・桜あん……100g
・ギリシャヨーグルト プレーン……100g
・生クリーム(動物性)……100cc

・コーンスターチ……10g
・桜花パウダー……4g
・桜リキュール……3g

・桜の花の塩漬け(飾り用)……適量

※砂糖は家にあるもので代用可能です。上白糖や粉砂糖でもOKです。
※生クリームは動物性のものを使いましょう。本記事では乳脂肪が35%のものです。
※桜リキュールはお子様が召し上がる場合は入れなくても良いです。

桜パウダーで色合いが変わる!

桜パウダーによって、コチニールという着色料の量が異なり、色の出方が変わります。

発案者のk.miyu0702さんは、色が鮮やかに出やすいコチニール色素入り「パイオニア企画」の桜パウダーを使用。本記事では、桜のみをフリーズドライにした桜花パウダーを使用し、淡い色合いにアレンジしています。ミルサーで粉糖のように細くして、生地に馴染みやすくするのがポイントです。

色合いの仕上がりは好みで選び、分量も調整してみてくださいね。

作り方

1. 下準備をする

まずは型の準備を。パウンドケーキ型にクッキングペーパーを敷きます。

オーブンは160度で予熱を開始します。このとき天板と一緒に耐熱性のバットに水をはり、両方オーブンへ入れましょう。チーズテリーヌをオーブンに入れる頃には、水がちょうどいい温度に温まっているはずです。

また、バットに布巾を一枚敷いておくことで、チーズテリーヌへの熱の当たりがやわらかくなります。

2. 生地を作る

ゴムベラを使って、室温に戻したクリームチーズと砂糖を混ぜ合わせてなめらかにします。固い場合はクリームチーズを15秒ほど電子レンジで温めてみてくださいね。

砂糖が混ざったら、全卵を加えて、なめらかになるまで混ぜます。ボウルやゴムベラについたクリームチーズはこまめにこそげ取り、ダマができないようにしましょう。

3. 桜あんや生クリームを加えて混ぜる

桜あんはそのままでは馴染みづらいため、ヨーグルトを少量加えやわらかくしてから生地に加えます。

また、筆者は風味がよい桜葉が入った桜あんを使用したので、葉のつぶつぶが残っています。よりなめらかにしたい場合は、何も入っていない桜あんを使用しましょう。

続いてヨーグルトを加え混ぜます。混ぜるときは静かに空気が入らないようにするのがポイント。空気が入っていると焼いたときに生地が割れやすくなります。

混ざったら生クリームを加えます。

4. コーンスターチと桜パウダーを加える

コーンスターチをふるい入れ、ダマにならないように静かに混ぜます。

ここで泡立て器に持ち替え、桜花パウダーを加えていきます。

冒頭でもお伝えした通り、桜花パウダーはメーカーや成分によって色の出方が違うので、分量は色を見ながら加減してくださいね。桜リキュールを入れたら生地のできあがりです。

5. 濾してオーブンで焼く

全体的によく混ざったら、濾し器を使って生地を濾します。ザルでもOKですが、しっかり濾すと口当たりが良くなるので、目の細かいものを使用するのがおすすめです。

最初に準備したパウンドケーキ型に生地を静かに流し込みましょう。全部入ったらトントンと台に数回落とすようにして、余分な空気を抜きます。

お湯を入れたバットに型をのせて、160度のオーブンで湯煎焼きをします。160度でまず30分、140度に下げ20分焼きましょう。きれいな桜色に仕上げるため、温度管理に気をつけて焼くのがポイントです。

焼き具合を確認する際は、軽く天板を揺すって、生地の中央部分が固まっていたら火が入っている証拠。たぷんと揺れるようなら15分ほどプラスして焼いてみてください。

6. 冷まして完成!

オーブンから出したらそのまま、粗熱が取れるまで常温で冷まします。冷めたら型ごとラップをして12時間くらい冷蔵庫で冷やしましょう。

冷やす時間をきちんと守ったほうがきれいに型から取り出せます。寝かせることで生地が落ち着き、よりおいしくなるので、しばし待つのがおすすめ!

食べるまえから幸せ。やさしい桜の香りが広がる

さてさて、待ちに待ったカットの時間です……。型から紙ごと出して、ゆっくりとまわりの紙をはがしましょう。型から出した瞬間、桜の香りがフワッと広がります。きれいな淡いピンク色に仕上がり、見ているだけで幸せな気分に。

包丁はお湯で軽く温め、水気を切ってカットしてください。冷蔵庫から出して時間が経つと、テリーヌがやわらかくなっていくので手早くカットしてくださいね。

最後に溶けない粉糖と桜の花フレーク、桜の花の塩漬けで飾り付けして春らしさをプラスしました♪

実際に食べてみると、クリームチーズの濃厚なコクがありながらも、桜のやさしい味が楽しめます。鼻に抜ける春の香りがたまりません。飾りでのせた塩漬けの塩味がいいアクセントに。ていねいに生地を濾したことで、なめらかで軽やかな口どけに仕上がりました。

目で見て楽しい、食べて大満足な春スイーツです!

桜色のスイーツで春を満喫しよう

春を思わせるやさしいピンクが美しい桜チーズテリーヌ。コクと香りのバランスが絶妙で、まさに今の季節にぴったりです♪

材料を混ぜるだけの簡単レシピなので、ぜひおうちで作ってみてくださいね。

※本記事はk.miyu0702さまご協力のもと、株式会社トラストリッジが作成しています。