新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため、医療従事者などを対象にしたワクチンの優先接種が県内でも5日から本格的に始まりました。

新型コロナウイルスのワクチン接種は、国が指定する医療機関で先月先行して行われましたが、県内の感染症指定医療機関などでも5日から本格的に始まりました。

このうち芳賀赤十字病院では医師や看護師など175人が接種を行いました。

病院では、およそ780人の医療関係者のうち、患者と接する機会が多い医師や看護師など675人を今回の接種対象としています。

副反応が出た場合に業務が滞らないよう、同じ部門で勤務する人たちの接種日を分散させました。

ワクチンが予定より1日遅く納品されたため、5日間の計画を4日間に修正し、175人の接種を3時間で完了しました。

国から供給されたワクチンは県内に4日と5日で、およそ7000人分が届きました。

県内では医療従事者など、およそ6万7千人の優先接種を予定していて、国からワクチンが供給され次第、順次接種を行っていくということです。