栃木県は4日、新たに11人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

感染が確認されたのは宇都宮市、足利市那須塩原市、栃木市、小山市の10代から70代の男女11人です。

このうち、足利市の男女3人はこれまでに感染が確認された3人の同居家族です。

県内の感染者は、累計4131人となり、現在の療養者は103人、重症は1人、入院調整中は18人となっています。

近県の感染状況です。埼玉県は、7人の死亡と123人の感染を、茨城県は1人の死亡と37人の感染を群馬県は1人の死亡と21人の感染を発表しています。

また、県は4日、新型コロナのワクチン接種について副市町長会議を開き高齢者向けの接種を行うためのワクチンは4月26日の週に、全ての市町にそれぞれ975回分を配布する考えを示しました。

また、これに先立ち4月5日の週から19日の週にかけて栃木県には高齢者が1人2回接種する計算で10,725人分のワクチンが配布されます。

県では先行配布のワクチンをどの市町に配るのか医師会と調整しながら決める方針です。

高齢者向けのワクチン接種は4月12日の週から順次スタートし、国では、6月末までに高齢者全員が2回打てる分量をそれぞれの自治体に供給するとしています。

県によりますと県内の65歳以上の高齢者は去年1月の時点でおよそ55万5千人です。

また、ワクチン接種についてかかりつけ医などでの個別接種を中心に行っていく方針の宇都宮市は4日に開かれた市議会でワクチン接種医療機関を259カ所確保したと明らかにしました。

医療機関が休みの日曜などには市内17カ所での集団接種を行う予定です。

医療従事者への接種は今月8日から行っていくということです。