足利市の山林火災は2日で発生から10日となりました。

鎮圧から一夜明けた2日、住民からは安堵の声が聞こえ、消防が残り火の消火活動を続けました。

2日午後4時ごろの足利市内、雨が降っています。

和泉聡市長が鎮圧を発表して一夜明けた2日、住民からは安どの声が聞こえました。  

発生から10日目の2日は、地上での活動を中心に消火作業が行われ、消防隊員が山に入り水のうを背負って手作業で残り火を消火し、県の防災ヘリが上空から現場の状況を確認しました。  

一方、避難所があった西宮町のさいこうふれあいセンターでは市の職員が避難所の片付け作業に追われました。

市によりますと企業や個人から水や食料、日用品など多くの支援物資が届きました。

福島県楢葉町からは10年前の東日本大震災を受けて、足利市の職員が2018年4月から1年間、現地で活動した縁で水が600本届けられたということです。

市は、完全に火を消し止める鎮火について、今週いっぱいは様子を見て判断する考えです。

その後、消防と警察が現場検証を行い、火が出た原因を調べる方針です。