足利の山林火災 発生9日目で鎮圧
発生から9日目を迎えた足利市の山林火災について、和泉 聡市長は1日、会見を開き、午後4時に鎮圧したと発表しました。
2月21日午後足利市の両崖山一帯で起きた山林火災は発生から9日目を迎え、けが人は確認されていませんが、これまでに106ヘクタールを焼きました。
1日朝の時点で延焼はほぼ収まり、ふもとの避難勧告地域にある足利第一中学校では、2月24日の休校からおよそ1週間ぶりに授業を再開しました。
1日も午前6時半から栃木県と群馬県の消防隊員およそ200人が山に入り燃えている場所を探しながら消火作業にあたりました。
地上と上空から煙や炎が出ていないことを確認したことから和泉 聡市長は、午後4時半から記者会見を開き、鎮圧の判断をしたと発表しました。
これに伴い、市内の305世帯に出していた避難勧告を解除し、すべての避難所を閉所、避難者全員が自宅に戻りました。
また、北関東自動車道の足利インターチェンジと太田桐生インターチェンジ間の通行止めは午後5時に解除されました。
宇都宮地方気象台によりますと2日は、県内全域で雨の予報で市は鎮火について2日の天候も含めて今週いっぱいは様子を見て判断したいとしています。
その後、消防と警察が現場検証を行い火が出た原因を調べる方針です。