足利市の両崖山一帯で起きた山林火災は1日、発生から9日目を迎えました。延焼はほぼ収まっていてきょう中に鎮圧する見通しです。

2月21日午後に発生した山林火災は9日目を迎え、午前6時半から栃木県と群馬県の消防隊員およそ80人が山に入りました。

上空の防災ヘリコプターなどと連携し、燃えている場所を探しながら消火作業に当たりました。

25日午後におよそ100ヘクタールに達した焼失面積は、風が弱まった翌日、拡大幅は6ヘクタールにとどまり、それ以降は広がっていません。

足利市によりますと、延焼はほぼ収まっていてきょう中にも鎮圧を宣言するとみられます。

火災の影響で24日から休校が続いていた第一中学校は1日から通常通り再開し、塚田良雄校長は「再開に心から安堵している。生徒たちは普段と変わらない様子に見えたが、担任を中心に寄り沿いながら対応したい」と話していました。