電子レンジ、トースター、ホットプレートに自動調理器など、手間ひまをかけずにおいしい料理づくりをサポートしてくれる調理家電。忙しい人や手軽に料理をつくりたい人にとってはもはや必需品です。

今回は、雑誌ESSE&ESSEonlineのライターや編集部員がリアルに使っている「暮らしを助ける」便利な調理家電をご紹介します。実際に使って「これは人におすすめしたい!」と思うアイテムのみをセレクト。ぜひご参考ください。

バルミューダ、ビストロ、けむらん亭。進化する「電子レンジ&トースター」



●バルミューダのオーブントースター「BALMUDA TheToaster」



高級オーブントースターの先駆け、バルミューダのトースターは、編集部員3人が推薦!


「トーストがおいしくなるのはもちろん、翌朝にはしんなりしてしまうクロワッサン系もサクサクになるので、選ぶパンの種類が広がりました。買ってきた揚げ物を温め直すのにも使っています」(ESSE編集・N原)


「3年前にプレゼントでいただき、それ以来パンを食べる頻度が増えました(笑)。給水口に水を入れ、スチームしながら焼き上げるので、本当に表面はカリッ、中はふわっと焼きあがります」(ESSEonline編集・Y田)


「冷凍していた食パンもバターをのせて焼き、最後に追いバターをすると、バターがしみ込んで最高においしいです」(Y田)

「言わずと知れたバルミューダのトースター。OKストアのもっちり食パン(1斤150円)が、行列のできる高級食パン(1斤1000円)並みにおいしくなります。あまりにおいしかったので、これのせいで『糖質オフダイエット』をやめました(笑)」(ESSE編集・S谷)

●パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ




こちらは、ESSE編集・F田が昨年に末購入したばかりという、パナソニックの人気オーブンレンジ「ビストロ」(NE‐BS2700)。

「20年振りにオーブンレンジを新調しました。せっかく買うならと清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したビストロのハイグレードモデル。まずオーブンレンジの進化に驚いたのですが、ビストロは焼く、煮る、蒸す、揚げるが1台ででき、あまりに便利で確実に毎日使っています」


「ビストロ本体で、レシピが検索できるのでお菓子づくりもラクラク。小学生の息子も一人でバナナケーキをつくれました。『キッチンポケット』というアプリをスマホに入れておけば、たくさんあるレシピの中から選んでスマホからも操作できます。

いちばん感動したのが、グリル機能で焼く魚。今までフライパンでやっていたのがなんだったのか…と思うほど失敗知らずでふっくらジューシーに焼けます。温度も細かく設定できるので、テレワーク中のコーヒーの温め直しの際も重宝しています」

●パナソニックのスモーク&ロースター「けむらん亭」




トレンド好きなライターの松野さんが教えてくれたのは、パナソニックの燻製器「けむらん亭」(NF‐RT1000)。
「魚を焼くのに本当におすすめです。オート機能で焼くだけで、皮目パリッと、中はふんわりジューシーに仕上がります。それまで底が波型のフライパンなどで焼いていましたが、皮はべっとりはがれるし、焼き加減見ていなきゃいけない、洗うのも面倒…な感じでしたが、スイッチポンでおいしく焼き上がるので、ストレスフリーに(笑)」


「脂は多少落ちますが、下にアルミホイルを敷いているので取り替えるだけ、焼いている間のにおいもそこまで気になりません。オートクリーン機能があるので、気になったらボタン押せば消臭してくれます。けむらん亭にしてから、夕食やお弁当など魚の登場回数も増えました。焼き芋も、中はしっとり、たき火で焼いたようにおいしくできあがります」

ホットクック、シロカ。おまかせでラクちん「自動調理鍋&電気圧力鍋」



●シャープの「ヘルシオ ホットクック」




ESSEonlineで、数々の家事ラクアイデアを発信している、共働きで4人の子育てに大忙しなブロガーのベリーさんは自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」を愛用。

「一日のうちで、キッチンに立つ時間は結構長いので、少しでもラクにおいしいものを準備できるよう、わが家ではホットクックの力を存分に借りています。とくによくつくるのがスープ」
たとえばカボチャのポタージュも、材料を入れたらメニューを選んでスタート。


案内に従って途中で牛乳と塩を追加したら、あとは放置するだけで簡単に完成。


「コンロでも簡単にできますが、沸騰を待つなど地味な手間はかかってしまうもの。ホットクックなら、ざっくり切った材料と分量どおりの調味料を入れてスイッチを押して時間がくれば完成。とても助かっています」

●シロカの電気圧力鍋




料理好きなライター朝岡真梨さんのおすすめは、お正月に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』新春スペシャルでも話題になった、シロカの電気圧力鍋。

「ドラマに登場していたのは最新モデルでしたが、私が使っているのはSP‐A11。材料を入れたらスイッチを押してあとは待つだけで、凝った料理も失敗なくつくれるので忙しい平日の頼れる存在です」


鍋でつくる場合、火加減などが難しいスペアリブもシロカなら簡単。

「豚の骨つきバラ肉 約400g、野菜の切れ端適量を電気圧力鍋に入れたら、しょうゆ大さじ1、はちみつ大さじ1、水適量を加えてスイッチをオン。15分加圧するだけで、やわらかいスペアリブの煮込みが完成。野菜のヘタや皮、硬い部分などと一緒に煮込めば臭みもとれ、だしいらずでおいしいですよ」


「調理中の時間を有効活用できる電気圧力鍋。私はいつも朝スイッチを入れておいて、そのまま家事をしたり、仕事をしたりしているのですが、ほったらかしのまま安全に煮込み料理がつくれるところにメリットを感じています」

BRUNO、IWATANI。コロナ禍で大活躍のホットプレート



●BRUNO(ブルーノ)コンパクトホットプレート




編集F村のおすすめは、かわいい見た目が人気なBRUNOのホットプレート。

「子どもがいる家庭にぜひおすすめしたいのが、BRUNOの『コンパクトホットプレート』です。私は熟考の末、鍋・平面プレート・たこ焼きプレートがセットになったタイプを購入」


「これのなにがいいって、食事づくりを極限まで時短にできるところです。肉と野菜だけ用意しておいて焼き肉、プレートの上で焼きそばやチャーハン、冬の寒い時期はお鍋など…。たこ焼きの材料だけ仕入れておいて、たこパをするのも楽しいです!

テレワークの今、なんなら食事の直前まで仕事をしていても、お腹をすかせた子どもにおいしく温かいごはんがつくれる、働くママの救世主だと思います」


さらに、追加で買ったスチーマー、グリルプレートも便利なのだそう。

「大容量で、まとめ買いした野菜を一気に蒸すことができます。切って入れておけばあとはBRUNOにおまかせできて、その後数日、蒸した野菜や蒸し野菜でつくった副菜を食べ放題。毎日の食事づくりがラクになります」


「焼き肉やハンバーグのときはグリルプレートがおすすめ。余分な油が下に落ちるのでヘルシーでおいしい! お肉にきれいな焼き色がつくので、料理上手になった気分に」

●IWATANI カセットガスホットプレート




変化球で名前が上がったのが、電気ではなくカセットガス式のホットプレート。

「ビストロに続き、こちらも毎日のように活用しています。カセットガス式なので、外で使うこともできますし、コードがないので食卓もスッキリ。しかも約1万円という手頃な価格な上に、プレートを外せばカセットコンロになっておトクです」(ESSE編集・F田)


「電気式と同じくギョーザを並べて焼いたり、焼きそば、お好み焼きにパンケーキも。そのまま食卓で調理できるので、洗い物も減らせます。冬はプレートを外して、カセットコンロとして鍋の日にもよく使いました。暖かくなったらベランダにもっていって、おうち焼肉やパンを焼いてもいいかな、なんて妄想しています」

ブレンダー、炭酸水メーカー。好きなものを手軽に楽しめる便利調理家電



●大人気炭酸水メーカー「Soda Stream(ソーダストリーム)」




家で手軽に炭酸水がつくれると人気のソーダメーカー「Soda Stream(ソーダストリーム)」。普通の水がわずか数秒で炭酸水に。

「愛用している人も多いかと思いますが、ハイボールに美容ドリンクの炭酸割りに、もちろんそのままでも、夏はもうガバガバ飲んでました。ガスシリンダー1本で約60Lの炭酸水がつくれるので、炭酸水好きはあると節約にもつながると思います」(ライター・松野久美さん)

●ブラウンのハンドブレンダー「マルチクイック7」




運動や筋トレが大好きなESSEonline編集・O野のイチオシは、1台でつぶす、混ぜる、きざむ、泡立てるがかなう、ブラウンのハンドブレンダー「マルチクイック7」。

「毎日、特製プロテインスムージーをつくって飲んでいます。粉末プロテイン20g、バナナ1本、冷凍ブルーベリーひとつかみ、黒ニンニク1粒、オートミール10g、豆乳250ml、氷2〜3個を専用容器に入れたら、ベル型シャフト(つぶす刃がついています)をセットしたブレンダーのスイッチを押してガーッとつぶすだけ」


氷もちゃんと砕けて、あっという間にスムージーが完成。

「容器そのままで飲むので、1人分だとミキサーよりもラクちん。ほかにも野菜スープをつくったり、アタッチメントを入れ替えれば泡立て器にも。お菓子や離乳食づくりにも役に立つので、かなりマルチに活躍すると思います」

いかがでしょうか。気になる家電があればぜひチェックしてみてくださいね!

<取材・文/ESSEonline編集部>