県議会の2月通常会議が17日から始まり、一般会計で総額1兆154億円の新年度の当初予算案などが提出されました。

開会にあたり、福田 富一知事が実質的な5期目のスタートとなる2021年度の県政運営の所信表明を行いました。

そして福田知事は、一般会計の当初予算案では初めて1兆円を超えた新年度の予算案を含む61の議案と1件の報告を提出しました。

新年度予算案は「新型コロナウイルス感染症への対応」「東日本台風の被害からの復旧、復興」それに新年度からスタートする県政の基本指針「とちぎ未来創造プランととちぎ創生15戦略の推進」の3つを大きな柱としています。

議員からは犯罪被害者支援に関する施策や2次被害の防止などを盛り込んだ条例案が提出されています。

一方、市長選挙への出馬に伴い佐野市選挙区の金子 裕議員と足利市選挙区の早川 尚秀議員から辞職願が提出され許可されました。

県議会は19日から質問戦が行われ、予算特別委員会などを経て来月23日に採決が行われます。