「コロナ拡大はテレビに出たから」とクリニックに嘘の張り紙 信用き損容疑で女逮捕
宇都宮市のクリニックに「コロナが拡大したのはテレビに出たから」などと嘘の内容の張り紙をして信用を傷つけたとして警察は17日、無職の女(67)を逮捕しました。
信用き損の疑いで逮捕されたのは、宇都宮市北若松原の無職、坂本 淑子容疑者(67)です。
坂本容疑者は1月16日午後10時ごろ、宇都宮市中島町のインターパーク倉持呼吸器内科に「コロナが拡大したのはテレビに出たから」と嘘の内容を書いた紙を貼り、この病院の信用を傷つけた疑いがもたれています。
警察が周辺の防犯カメラの映像を確認したり、聞き込み捜査を行ったりしたところ、坂本容疑者が浮上したということです。
栃木県警によりますと、こうした紙はインターパーク倉持呼吸器内科の柱や窓のほか、周辺の病院の合わせて3カ所に5枚貼られていました。
坂本容疑者は紙を貼ったことは認めているものの、信用を毀損する目的はなかったと容疑を一部否認していて「テレビに出ることで宇都宮の名前が出る。この医師がいると安心と思い行動を控えない人がいて感染が拡大したと思った。テレビに出てほしくなかった」と供述しているということです。
この病院では1月にカッターの刃が送りつけられていて、県警では別人による犯行とみて脅迫の疑いで捜査しています。