震度5強の栃木県内 7人けが 一時20万軒以上が停電
13日夜、宮城県南部と福島県中通りと浜通りで震度6強を観測した地震で、県内でも一時20万軒を超える停電が発生した他、けが人は14日夕方の時点で7人となっています。
14日午前1時過ぎの宇都宮市内の様子です。
お天気カメラでJR宇都宮駅の東側を見てみると停電して明かりが消えているのがわかります。
13日午後11時8分ごろ発生した地震の震源地は福島県沖、震源の深さはおよそ55キロで、地震の規模はマグニチュード7.3と推定されます。
県内では高根沢町、那須町で震度5強、大田原市、那須烏山市、那珂川町で震度5弱を観測しました。
県のまとめによりますと、県内では14日夕方までに宇都宮市の30代と80代の女性、そして那須町の女性など7人がけがをしています。
那須烏山市で避難しようとした80代の女性が玄関で転んで足首や肩にけが、そして栃木市では70代の男性が転倒して頭にけが、那須烏山市で90代の男性がベッドから転落し左の大腿骨を骨折したとみられるほか、栃木市の80代の男性が転倒し腰椎を圧迫骨折しました。
県立学校では益子芳星高校、烏山高校、矢板高校で天井の一部が落下したということです。
気象庁では今回の地震を東日本大震災の余震だとして、この先1週間程度の注意を呼びかけています。