「ユートピア 〜悪のウイルス〜」1シーズンで打ち切り
映画『ゴーン・ガール』の原作者で脚本家のギリアン・フリンがクリエイターを務めたドラマ「ユートピア 〜悪のウイルス〜」が1シーズンで打ち切りとなった。The Hollywood Reporter などが報じた。
もともと「ユートピア 〜悪のウイルス〜」は、イギリスのドラマ「Utopia -ユートピア-」のリメイク版として、『ゴーン・ガール』のフリン&デヴィッド・フィンチャー監督が米ケーブル局HBOの下で進めていた作品。しかし、予算の折り合いが付かずHBOとフィンチャー監督が離脱。その後、フリンはAmazonと契約を結び、企画スタートから6年以上がたった今年9月から配信が始まるも、批評家の反応は思わしくなかった。Amazonは他の動画配信会社と同様に視聴者数を発表していないが、期待していたほどの視聴者を獲得できなかったのか、中途半端な1シーズンでの打ち切りを決めた。
「ユートピア 〜悪のウイルス〜」は、カルトコミック「ユートピア」の原本を手に入れ、そこに描かれた物語が現実であると知ったコミックオタクたちの闘いを描くバイオレントな陰謀スリラー。ジョン・キューザック、サッシャ・レイン、コーリー・マイケル・スミス、ジェシカ・ロースなどが出演している。(編集部・市川遥)