県と宇都宮市は29日、合わせて15人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これまで分かっている感染者と合わせて小山市の職場を中心に7人が感染したため、県は県内9例目となるクラスターと認定しました。

県と宇都宮市が発表したのは30代から70代の男女15人です。

このうちの3人と今月24日から28日にかけて感染が判明した4人を加え、県は小山市で県内9例目のクラスターが発生したと発表しました。

7人のうち1人は感染者の家族です。

県によりますとクラスターが発生したとされる職場は、一般の客と接することはないサービス業だということです。

手・指の消毒や換気不足をはじめ従業員のマスク未着用、さらに食事や休憩室、そして移動の際の車の中での対策が不十分だったとみられています。

県ではこの会社に対し社員教育や消毒換気の徹底などを指導するとともに、今後ほかの10人の従業員やその家族についても検査を進めていきます。

県が発表した残りの8人のうち2人は夫婦で、5人はこれまで感染が確認された人の関係者です。

また宇都宮市が発表したのは宇都宮市の30代の女性と60代の男性、鹿沼市の40代と50代の男性です。

このうち3人は県外の陽性者の関係者です。

県内で感染が確認されたのは、これで634人となりました。