県内の直近1週間の新型コロナウイルス感染者が50人を超えたことなどから、県は25日から独自の警戒度を上から2番目の「感染厳重注意」に引き上げると発表しました。

県の発表によりますと県内で23日までの直近1週間で新たに新型コロナウイルスに感染した人は53人となるなど、県が独自に設けた警戒度に関する7項目の判断基準のうち3項目で感染厳重注意以上の範囲に入りました。

11月に入り新規感染者が急増し、感染の経路不明のケースが半数ほどあることに加え、重症者の病床の稼働率が増加傾向にあることから、県の対策本部は独自の警戒度を上から2番目の「感染厳重注意」に一段引き上げることを決めました。

警戒度に応じた行動基準で示す新たな制限などは求めません。

25日から来月31日までの間、飲酒を伴う懇親会など感染が高まる場面での注意や感染した際のリスクが高い人に感染防止の徹底を要請します。

新規感染者が急増していることを踏まえ入院していた2人の無症状患者については23日、宇都宮市内の宿泊療養施設に移したということです。

今後、無症状患者を宿泊療養施設で受け入れるための準備を進めます。