中学教諭が感染 佐野市が対応策 生徒138人にPCR検査
佐野市内の中学校教諭が新型コロナウイルスに感染が確認されたことを受けて19日、佐野市教育委員会は臨時の会見を開いて今後の対策を報告しました。
18日、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは佐野市の南中学校で勤務する40代の男性教諭です。
男性教諭は今月11日に倦怠感があったため早退。翌日に発熱があり、市内の医療機関を受診して13日まで自宅で静養していました。
症状が回復したため14日に学校で仕事をし、15日に宇都宮市で行われた部活の大会で生徒を引率しましたが、生徒の送迎は保護者が行ったということです。
その後、16日に味覚に異常を感じ、医療機関でのPCR検査の結果、陽性が確認されました。
南中学校は18日から臨時休校し、3連休も部活動を実施せずに学校再開は24日を予定しています。臨時休校期間中に校舎内の消毒を行うということです。
安足健康福祉センターは「学校で濃厚接触者はいない」と説明していますが、担任として受け持つクラスや授業を受けて接触の可能性がある生徒138人に対して18日からPCR検査を行っているということです。
佐野市でも部活動の生徒や教職員全員、合わせて66人に対し近く抗原検査を行う予定です。