今月15日に行われた宇都宮市長選挙で5回目の当選を果たした佐藤 栄一市長が18日、選挙後、初登庁しました。

佐藤市長は午前9時前、宇都宮市役所の正面玄関に到着し、職員に出迎えられて庁舎に入りました。

あいさつでは幹部職員およそ70人を前に選挙で掲げた新型コロナウイルス対策や複数の拠点に都市機能を集めるネットワーク型コンパクトシティの推進など施策への思いを共有して5期目をスタートしたいと呼びかけました。

そして100年先も輝き続ける宇都宮をつくると意気込みました。

就任後最初の記者会見では、新型コロナウイルス対策について高齢者や基礎疾患をもつ人、やむを得ず海外へ行く人などが検査を受けやすくなる助成を来月の議会に上程する予定であることを明らかにしました。

このほか市内を走るバスについては来年3月を目標にICカード「トトラ」を導入し、その2、3か月後に上限運賃片道500円以下の制度をスタートしたい考えです。

また妊産婦の医療費と高齢者のバスカードの自己負担分の無償化についても来年度の予算に組み込む方向で検討していくということです。