コロナ禍の差別なくそう 人権について理解深める
人権について理解を深めてもらおうというイベントが14日、宇都宮市内で開かれました。
ヒューマンフェスタとちぎは、県民一人一人に人権に対する理解を深めてもらうため県などが毎年開催しています。
ステージでは栃木県のマスコットキャラクター・とちまるくんがじんけん大使の初仕事として開会式に登場し、コロナ禍での差別をなくそうと呼びかけました。
その後、28歳の時に不慮の事故で脊髄を損傷し車いす生活をしているNPO法人代表の大塚 訓平さんが講演しました。
大塚さんは健常者と障がい者のどちらも経験していることから、環境と心の両方でバリアフリーを進めようと活動しています。
厚生労働省によりますと、日本の障がい者の人数は2013年から2018年の5年間でおよそ150万人増加していて、およそ936万人と1000万人に迫る勢いです。
障がいのある人の社会進出や少子高齢化に加え性の多様性などが進む中、大塚さんは人権について知って、行動し、ほかの人に伝えていくことが重要と訴えました。