宇都宮市は、来年春をめどに再生可能エネルギーの地産地消に向けて民間企業と共同で電力会社の設立を目指しています。４日は事業の概要を市議会議員らに説明しました。

新しい電力会社は、環境にやさしいまちづくりを目指す宇都宮市が来年４月以降の設立に向けて準備を進めています。

市内の廃棄物処理施設、クリーンパーク茂原で行われている廃棄物を使った「バイオマス発電」や一般家庭の太陽光で発電された電気を買い取り市の施設や次世代型路面電車・ＬＲＴなどに供給する仕組みです。

市の試みの計算によりますと、年間に市が排出する二酸化炭素量をおよそ１，７４０世帯分に当たる７，８００トン削減できるほか、光熱費は５００万円削減できるなどの効果が見込めるということです。

電力の地産地消が実現すれば、ＬＲＴを「二酸化炭素を排出しない公共交通」としてＰＲし、市のブランド力向上を目指しとしています。

新会社は市内の事業者と市が共同で設立する予定で、今月中旬から事業者の募集を行い、来年４月以降に設立、再来年の１月から順次、電力供給を始める計画です。