伊藤健太郎の天狗ぶり 売れない年上には「うっす」か挨拶なし

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「申し訳ありませんが、私はお答えする立場にはありません。被害者の方には元担当者として心よりお見舞い申し上げます……」

そう語るのは、芸能プロダクション社長・Aさん。昨年夏まで俳優の伊藤健太郎容疑者(23)のマネージャーを務めていた女性だ。

10月29日、伊藤容疑者が自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで警視庁に逮捕されたことが報じられると、芸能界に激震が走った。

「起用していた各社は対応に追われています。彼のCM出演料は年間契約の場合、1本3千万円ほど。老若男女を問わず知名度も高く、好感度も高かったため、クライアントからの依頼も多かったのです。違約金は軽く1億円を超えるでしょう」(広告代理店関係者)

伊藤容疑者は12月から舞台『両国花錦闘士』に主演予定だった。

「伊藤さんの降板は避けられないでしょう。彼がまわし姿で撮影したポスターも回収せねばならず、関係者たちは頭を抱えています。この仕事は、マネージャーだったAさんの“置き土産”だったそうですが……」(舞台関係者)

前出の元マネージャー・Aさんは伊藤容疑者が18歳のころから担当していた。Aさんを知る芸能関係者は次のように語る。

「Aさんは伊藤にとって“芸能界の育ての母”ともいうべき存在でした。多くの仕事を彼のためにとってきただけではなく、俳優としての心得なども教えていたからです。車好きを公言している伊藤ですが、Aさんは『事故でも起こしたら、関係者の皆さんに迷惑がかかるのだから』と、運転を禁止していたのです」

20歳になり、飲酒ができるようになると、伊藤容疑者の酒癖の悪さも指摘されるようになったという。

「徹夜で酒を飲んで、仕事現場に現れることもあったそうです。それを隠すこともしないので、一部の先輩俳優からは好かれていましたが、眉をひそめる関係者もいました。挨拶に関しても彼より売れている俳優に対しては丁寧なのですが、それ以外だと年上でも『うっす』で済ませたり、まったく挨拶をしなかったり……。そんな姿を見たり、話を聞いたりするたびに、女性マネージャーさんが彼に厳しく注意していたのです」(テレビ局関係者)

だが伊藤容疑者が売れっ子になっていくにつれて、“人として正しくなければ、いい俳優になれない”が口癖のAさんとの関係は変化していったという。前出のAさんを知る芸能関係者が続ける。

「次第に伊藤はAさんを“うるさすぎる”と言って、疎んじるようになりました。彼はAさんを自分の担当から外すように事務所の社長に直談判したと聞いています。最終的にはAさんも、伊藤を指導することをあきらめ、昨年夏に彼のマネージャーを辞めたのです。

さらに今年になってAさんは、事務所を辞めて独立しましたが、彼女が伊藤の運転をNGのままにしておけば、今回のような事件も起こらなかったでしょう。誰も注意する者がいなくなり、この1年の伊藤は“天狗ぶり”に拍車をかけるばかりだったそうです」

「女性自身」2020年11月17日号 掲載