いかにもな場面より怖い? 声が聞こえるというカット
 - (C) 2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

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 亀梨和也(KAT-TUN)主演で、“事故物件住みます芸人”として知られる松原タニシのノンフィクションを映画化した『事故物件 恐い間取り』から、不可解な現象を指摘する声が挙がっているというシーンを捉えた、場面写真が公開された。

 事故物件とは、殺人・自殺・火災による死亡事故等があった、いわくつきの部屋のこと。本作では、『リング』でJホラーブームを巻き起こした中田秀夫監督により、ネタのために事故物件を転々とする芸人・山野ヤマメ(亀梨)が、ある事故物件で最大の恐怖に直面するさまが描かれる。

 公開された場面写真は、主人公のヤマメ(亀梨)が、出演した怪談ライブの後で、著書のサイン会を行うカット。ここで、演出としては違和感のあるタイミングで「たすけて……」という声が聞こえるという感想が寄せられているという。しかし中田監督は「映画のミックスのときに入れてないし、現場でも発してない」と演出を否定。さらに宣伝によると、不可解な現象はこれだけではなく、ヤマメが1件目となる事故物件で、自転車を取りに駐輪場に向かうシーンにも、一瞬、白い影が映りこんでいるという。

 真実は不明だが、不可解な現象の映り込みや撮影中の怪奇エピソードなども、ホラー映画の楽しみのひとつ。劇中における数々の恐怖描写に加え、謎の現象に耳をすますのも一興だろう。

 先週の金曜日から公開がスタートした本作は、土日2日間(8月29日〜8月30日)の全国映画動員ランキングで、初登場1位を獲得。公開3日間の累計成績は、動員34万人、興行収入4億6,000万円を突破しており、配給の松竹は「最終興収30億円超えを見込める」としている。(興行通信社調べ)(編集部・入倉功一)