スーパーコンピューターが予想したプレミアリーグの順位に注目【写真:Getty Images】

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リバプールが優勝予想も、残り9試合で3敗という予測に異論

 新型コロナウイルスの影響で中断していたプレミアリーグが、現地時間17日から再開する。

 中断前はリバプールの独走状態となっており、優勝決定は秒読みと目されているが、英紙「ザ・サン」公式SNSは今季の予想順位表を掲載。「スーパーコンピューターが予想」として公開したものの、データ上のミスを指摘され、リバプールの戦績にも不満が噴出している。

 今季のプレミアリーグはリバプールが圧倒的な強さを見せ、序盤から首位を快走。第28節でワトフォードに敗れるまで無敗を維持し、29試合を終えた段階で27勝1分1敗と他を寄せつけない戦績を残して首位に立っている。あと2試合で勝利を収めれば自力優勝が決定する状況であり、リーグ再開が迫ると同時に、リバプールのプレミアリーグ初優勝も近づいていると言っていい。

 そんななか、「ザ・サン」公式インスタグラムは、「スーパーコンピューターがプレミアリーグの最終順位を予想」と綴り、1枚の画像を公開。今季38試合を終えた段階での予想順位表を投稿した。

 優勝はリバプール、2位マンチェスター・シティ、3位レスター・シティと上位陣は並び、現時点での順位と大きな変化はない。しかし、プレミアリーグは38試合で終了するにもかかわらず、アーセナルの戦績は12勝16分19敗。計47試合も戦うことになっている。また、サウサンプトンは13勝5分16敗で34試合しか計算されておらず、数字上の整合性が取れていない。

 コメント欄では「コンピューターは酔っ払っていたようだ」「全くスーパーじゃないコンピューターだね」「そのコンピューター壊れてるよ」との声が続出。これによって信頼を失ったからか、首位リバプールの数字についても“異論”が噴出している。予想順位表では最終的に31勝3分4敗の勝ち点96とされたリバプールだが、「リバプールが4敗はさすがにあり得ない」「勝ち点100は堅いはず」という声が多く寄せられていた。

 ここまで29試合で1分1敗のリバプールが、残り9試合で2分3敗を重ねるというのは考えづらいことも事実だが、何が起こるか分からないのがサッカーだ。データの不整合は論外とはいえ、スーパーコンピューターなりの“根拠”が存在する可能性もある。再開後のプレミアリーグは、この“予想”を頭の片隅に入れながら見てみてもいいかもしれない。(Football ZONE web編集部)