いよいよ撮影再開へ! - 写真は前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』より
 - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でストップしている『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7弾の撮影が、9月再開に向けて調整されていると、ベンジー役のサイモン・ペッグがVarietyに明かした。

 第7弾の撮影は今年2月、新型コロナの感染拡大により、イタリア・ベネチアでの大規模な撮影が休止に。撮影休止中、全米公開日が2021年7月23日から2021年11月19日に延期され、さらに悪役として出演予定だったニコラス・ホルトが、スケジュールの都合で降板してしまった(代役はドラマ「Titans/タイタンズ」のイーサイ・モラレス)。

 サイモンは同サイトに対して、9月撮影再開に向けた計画が進んでおり、まずは屋外シーンから撮影を始めると明かしている。しかし、近距離での接触が想定されるアクションシーンの対策について、サイモン自身も不明点が多いそうで「僕は(至近距離での撮影が安全かどうかの)テストが行われているのか知らないし、それにどんな効果があって、実用化できるのかもわからない」と語っている。

 9月再開については、第1アシスタントディレクターのトミー・ゴームリーも BBC Radio 4 の番組で言及しており、「9月に撮影が再開できると願っている。撮影予定だった世界各国を訪れ、イギリスのスタジオに戻れると思っていて、来年4〜5月ごろのクランクアップが目標だ」とプランを明かしている。今後は、イギリス映画協会が設定したガイドラインに従う形で撮影が行われていく。

 現在も多くの大作映画が撮影休止中だが、撮影再開の目途が立った作品も増えてきている。イギリスでは早ければ7月に『ファンタスティック・ビースト』シリーズ第3弾や『ザ・バットマン(原題) / The Batman』の撮影が再開されるほか、ニュージーランドでは『アバター』続編の撮影再開に向けて、ジェームズ・キャメロン監督が現地入りしている。(編集部・倉本拓弥)