ルカク、新型コロナ感染拡大と誤解させる軽率な発言が波紋 クラブが厳重注意で謝罪
昨年12月に25人中23人が病気 シュクリニアルが前半17分で交代していたことにも言及
インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクが、クラブ内で新型コロナウイルスの感染が拡大していたと誤解させる発言をし、それを謝罪していたことが分かった。
英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
ルカクは先日、インスタライブを通じたベルギーの地元テレビ「VIER」のインタビューに対応。そこで、今年1月の時点でインテル内において新型コロナウイルスが拡大していると示唆するような発言をしていた。
「僕らは昨年12月に1週間のオフがあった。チームに戻ってきた時、25人中23人は病気にかかっていた。冗談を言ってるわけじゃない。僕らは(ベルギー代表MF)ラジャ・ナインゴランのいるカリアリと対戦(1月26日)した時、僕らのDFは25分でピッチを去らなければいけない場面があった。彼はプレーを続けることはできず、気絶寸前だったんだ」
ルカクが語ったように、カリアリ戦ではスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルが前半17分で途中交代を強いられている。ルカクはさらに「みんなが咳をしていて、熱もあった。僕もウォーミングアップをしている時に普段よりも熱苦しさを感じていた。もう何年も熱を出したことなんてなかったのに」と自身も体調不良を感じていたと明かした。
「試合の後にはゲストと一緒にディナーの予定があったんだけど、僕は彼らにお願いしてそのままベッドに直行したんだ。COVID-19(新型コロナウイルス)の検査は受けなかったから、確かではないけどね」
こうしたルカクの一連の発言について、インテルはクラブ内で感染が拡大していたと誤解を招くとして、驚きを感じるとともにルカクを叱責したようだ。それを受けて、本人もクラブに謝罪したと記事では報じられている。
セリエAでもユベントスのイタリア代表DFダニエレ・ルガーニなど複数選手の感染が確認されたが、現在までにインテルの選手は一人も感染していない。(Football ZONE web編集部)