デル・ピエロは引退後もファンを魅了している【写真:Getty Images】

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レジェンド集結のチャリティーゲームで観衆を沸かせる見事なゴールを披露

 元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏は長年ユベントスの10番を背負い、そのプレーは引退後も今なお人々の記憶に刻まれている。

 そんな稀代のファンタジスタがスペインで行われたチャリティーマッチで“デル・ピエロ・ゾーン”から鮮やかな一撃を決め、海外メディアも「伝説の1人」と称賛している。

 22日にスペイン代表レジェンド対世界選抜レジェンドのチャリティーマッチが、アトレチコ・マドリードの本拠地ワンダ・メトロポリターノで開催。ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏ら豪華メンバーが参加した一戦は、両チームに6ゴールずつが生まれる“乱打戦”となったが、そのなかでデル・ピエロ氏が魅せた。

 世界選抜チームは右サイドからパスを回していき、ボールは左サイドのデル・ピエロ氏の元へ。稀代のファンタジスタはこれに合わせてダイレクトで右足を振り抜くと、完璧にコントロールされた一撃がファーサイドのサイドネットに突き刺さった。

 デル・ピエロ氏は現役時代、左サイドからカットインしてシュートを決める形を得意とし、左45度のエリアは「デル・ピエロ・ゾーン」と呼ばれた。それを彷彿とさせるプレーに会場に駆け付けたファンからも大きな歓声が沸いた。

 スペイン紙「AS」コロンビア版は、「デル・ピエロはその才能でワンダ・メトロポリターノを歓喜させる」「伝説の1人」と称賛。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」も「デル・ピエロのショー」と伝えている。

 2014年に現役を引退し、45歳となったデル・ピエロ氏だが、ファンタジスタは年齢を重ねてもファンタジスタのようだ。(Football ZONE web編集部)