なにかと忙しい師走。家事の合間や買い物し忘れたときにサッとつくれるレシピを知っておくと助かりますよね。
今回は、料理やワインについての著作があるイラストレーターTamyさんが、シンプルでおいしいペペロンチーノを教えてくれました。


キノコとベーコン、塩気と辛味がベストマッチ!

“乳化”がポイント!絶対おいしくできるペペロンチーノのつくり方



ペペロンチーノは、イタリアでは「アーリオ(ニンニク)・オーリオ(オリーブオイル)ペペロンチーノ」と言うのだそうで、ニンニクとオリーブオイルがあればなんとかつくれてしまうわけです。
ただ、いくつかおいしくつくるポイントがありまして、そこをしっかり押さえて最高のペペロンチーノをつくろうと思います!



【材料(2人分)】
・エノキ 1パック
・マイタケ 1パック
・ベーコン 4枚
・ニンニク 1片
・鷹の爪 1本
・スパゲッティ 200g
・ゆで汁 100cc
・オリーブオイル 大さじ2
・塩コショウ 適量



【つくり方】
(1) キノコとベーコンを食べやすい大きさに切り、ニンニクはスライス、鷹の爪は種を取る。

(2) たっぷりのお湯に塩を入れスパゲッティをゆでる。

(3) フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクと鷹の爪を入れて弱火でじっくり炒める。

(4) (3)にキノコとベーコンを入れ炒める。

(5) (4)にスパゲッティのゆで汁を入れ、塩コショウする。

(6) 湯切りしたスパゲッティを5の中に入れ混ぜてできあがり。

●ゆで汁を加えるのには、ちゃんとおいしくなるための理由があった!


ポイントは3つです。
1.スパゲッティをゆでるお湯に塩をしっかり入れる。(お湯に対して塩は1%ぐらい)

2.オリーブオイルにニンニクと鷹の爪を弱火でじっくり炒め風味を移す。

3.スパゲッティのゆで汁を具材(ソース)に入れる。


ゆで汁をソースに入れる作業は忘れがちですが、スパゲッティのデンプンと塩気の溶けたゆで汁を入れることによって、乳化し水と油が混ざり合います。長年言われるがままゆで汁を入れていましたが、ちゃんと理由があるのですね。
簡単でおいしいペペロンチーノ、ぜひ冷蔵庫の残り野菜を色々使ってつくってみてください。

【Tamyさん】

イラストレーター、エッセイスト。ドイツワインの輸入商社勤務を経て、結婚、出産。2児の子育てと介護のかたわら、ワインエキスパートの資格を取得。トラベラーズノートに描いた絵日記をInstagramで公開したところ話題を集め、現在フォロワーが5万人。2016年2月より「gooいまトピ」で連載開始。著書「図解 いちばんわかりやすいワインの基本」
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