井上尚弥(左)とジョエルリエル・カシメロ【写真:AP,Getty Images】

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井上の次戦有力候補が豪語「どちらが上のファイターか知りたい」

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級で優勝したWBAスーパー&IBF世界王者・井上尚弥(大橋)。来年4月に米国で予定される次戦の有力候補に浮上しているWBO王者ジョエルリエル・カシメロ(フィリピン)は「オレのゴールは4団体のベルト統一だ」と豪語している。フィリピンメディア「インクワイラー」が報じている。

 11月に英国で11秒KO男ゾラニ・テテ(南アフリカ)相手に3回TKO勝ちを収めたカシメロ。母国フィリピンのアメリア・ホテル・マニラで行われたスポーツライターフォーラムに出席し、モンスターにまたしても挑戦状を叩きつけた。記事によると、カシメロは「オレはイノウエと戦いたい。どちらが上のファイターなのか知りたい」と語ったという。

 さらに、3団体統一戦に闘志をたぎらせていたフィリピンの猛者は「オレのゴールは4団体のベルトすべてを手にすることだ」と豪語。井上を倒した後、ノルディ・ウーバーリ(フランス)の持つWBCのベルトも狙いに行く青写真を明かしたという。

 記事でも「1人墜落させた。あと3人だ。バンタム級統一を熱望するジョンリエル・カシメロは今、日本のナオヤ・イノウエというバンタム級最大のビッグネームを視野に入れている」と報じている。テテを倒した直後から「モンスター、出てこい」と井上を挑発していたカシメロ。バンタム統一という壮大な野望を掲げ始めた。(THE ANSWER編集部)