見れば懐かしい気持ちになる――。

スマートフォンに接続された、とあるケーブルがツイッターで話題を呼んでいる。

それがこちらだ。


もしや...(画像はやぶ(@yabu777)さんから)

こちらはツイッターユーザー、やぶ(@yabu777)さんの投稿。スマートフォンの充電口には、青色のゴツイケーブルが差さっている。どこかで見たことがあるような...。

パソコンと液晶などを接続するために使用される「D-Sub15ピンケーブル」ではないか。

いつのまにか対応でもしたのだろうか。種明かしをすると、こちらはエレコムが販売する「ケーブルマニア」という商品だ。iPhoneのケーブルに装着することができるシロモノなのである。


既存のライトニングケーブルに装着するフィギュアなのだ

投稿者のリプライ(返信)欄には、

「たまにはこういう懐古も悪くない」
「やばい!これはエモい!!」
「DSub懐かしすぎて涙出る」

と懐かしむ声が相次いでいる。

だが、いったい何故スマートフォンのケーブルにわざわざ装着するだけの商品を作ったのだろうか。Jタウンネットはエレコムに販売理由を聞いてみることにした。

ケーブル保護の役割も

見るだけで懐かしい気持ちに浸れる、この装着フィギュア。いったいどういう理由で販売を決めたのだろうか。

「雑貨系ショップで人気のケーブル関連製品で、『エレコムらしくシュールでおもしろい』ものを作ろうというところから始まりました」

と2019年11月28日、エレコム広報担当者はJタウンネットの取材に回答した。


意外と実用的(画像はエレコム公式サイトスクリーンショット)

装着することで、壊れやすいコネクタ部分の保護の役割も果たす一面も持つ。話題になった「D-sub」だけでなく、その他にもパソコンで接続するケーブルやコンセントをモチーフにしたシリーズ商品が存在している。


黒・白色のコンセントやビデオケーブルをモチーフにしたものまで

18年7月から販売していて、各種量販店やWEB通販で購入可能とのことだ。こちらは全て通常サイズとのことだが、実は購入客からの好評を受け、ビックサイズも19年6月中旬から販売を始めたという。


要望の多かったSCSI端子もラインナップに

ツイッターで多くの人から反響があったことに対して、

「こういった製品がウケるのはツイッターならではかと思い、かなりの反響をいただき嬉しく思っています。今後もこのようなお客様に喜んでいただけるような製品をお届けしてまいります」

とした。