横浜FC、13年ぶりのJ1昇格! 水戸は人事尽くすも逆転PO進出ならず《J2》
明治安田生命J2リーグ第42節が各地で行われた。
長いシーズンもついに最終節を迎えた。すでに柏レイソルの優勝&J1昇格、FC岐阜の最下位でのJ3降格が決定。今節では、1枠の自動昇格チーム、3枠のJ1参入プレーオフ進出チーム、21位以下のチームが決まる。泣いても笑っても残されたのは1試合。魔境J2の最終決戦全試合が14時に一斉にキックオフを迎えた。
ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FCvs愛媛FCは、2-0で横浜FCが勝利。この結果、横浜FCが13年ぶりのJ1復帰を決めた。
勝てばJ1昇格が決定する2位・横浜FC(勝ち点76)が、17位・愛媛FC(勝ち点42)をホームに迎えた一戦。序盤から横浜FCが攻勢に出た中、31分に先制のチャンスが訪れる。
中村の左CKに反応した皆川がウ・サンホに倒されてPKを獲得する。これを皆川が自らゴール右にきっちり決めて、今夏に加入したストライカーの今シーズン初ゴールで先手を奪った。
J1昇格へ貴重な先制点を奪った横浜FCはさらに52分、敵陣中央左で皆川がキープし、縦にパスを送る。これを受けた松尾がボックス左外に持ち込んでクロスを送ると、ニアサイドで齋藤功佑が収めてゴールに蹴り込んだ。
リードを2点に広げ、悲願に大きく近づいた横浜FC。その後、中山を下げて斉藤、中村を下げて田代、そして最後には松尾を下げて三浦を投入して、最高の形で歓喜の時を迎えた。
横浜FCが2-0で愛媛FCを下し、13年ぶりのJ1昇格を決めている。
石川県西部緑地公園陸上競技場で行われたツエーゲン金沢vs大宮アルディージャは、1-1の引き分けに終わった。
逆転でのJ1自動昇格に向けて勝利が絶対条件の3位・大宮(勝ち点74)が、10位・ツエーゲン金沢(勝ち点60)のホームに乗り込んだ一戦。試合はその3年ぶりの悲願を目指す大宮が14分に先制する。
ボックス右手前でボールを持った石川がボックス左に浮き球のパスを供給。ここに走り込んだ渡部が左足ダイレクトで中央へ折り返そうとすると、対峙した小島の頭に当たってボールはゴール方向へ。これがGK白井の逆を突き、そのままネットを揺らした。
幸先よく先制に成功した大宮。横浜FCが引き分けた場合、3点差以上での勝利が必要となるため、攻勢を強めていく。25分、ボックス右での混戦から茨田の落としを三門が右足を振り抜く。しかし、これはGK白井の正面に飛んでしまう。
さらに大宮は45分、敵陣中央右からのクロスのこぼれ球をボックス右で拾った石川が右足シュート。これが相手に当たってコースが変わるも、クロスバーに嫌われてゴールとはならない。
後半に入っても試合を優位に進めるのは大宮。58分、左サイドからのクロスのセカンドボールをイッペイ・シノヅカがボックス左手前で拾い、右足で強烈なシュートを放つ。GK白井が右ヒザでブロックしたボールはゴール前右へ。これを渡部が右足でプッシュしようと試みるが、タイミングが合わず、ボールを枠に飛ばすことができない。
絶好のチャンスを逃した大宮は、その後も奇跡を信じて3点差での勝利を目指す。ところが、徐々に金沢が攻勢に転じ始めると、72分に苦しい状況に追い込まれる。敵陣中央で縦パスを受けた山根がスルーし、垣田の落としを受けてボックス右手前に侵攻。ボックス右へのラストパスを清原に左足でゴール左隅に流し込まれ、試合を振り出しに戻された。
勝利が絶対条件だった大宮だったが、最後まで勝ち越しゴールを奪うことができず試合終了。1-1の引き分けに終わり、大宮はJ1自動昇格が叶わず。プレーオフに回ることとなった。
残り3枠をかけたプレーオフ争い。ケーズデンキスタジアム水戸で行われた水戸ホーリーホックvsファジアーノ岡山は、1-0で水戸が勝利した。
8位の水戸(勝ち点67)と、9位の岡山(勝ち点65)が激突した一戦。6位との勝ち点差は「3」であるものの、得失点差が「19」とプレーオフ進出が現実的ではない岡山に対して、勝利して天命を待ちたい水戸が攻勢に出る。
すると水戸は42分、ボックス右手前でFKを獲得すると、キッカーの志知がボックス内に鋭いボールを供給。これが混戦となり、最後は瀧澤が左足でゴールに蹴り込んでゴールネットを揺らした。
水戸はこのゴールを死守して1-0で勝利。勝ち点を70に積み上げた。
他会場では、5位・徳島ヴォルティス(勝ち点70)がレノファ山口FCに3-0で勝利。6位・ヴァンフォーレ甲府(勝ち点68)もFC琉球に2-0で勝利した。一方で、7位・京都サンガFC(勝ち点68)が首位・柏レイソル(勝ち点81)に1-13と大敗し、4位・モンテディオ山形(勝ち点70)がFC町田ゼルビアに1-2と逆転負けを喫した。
この結果、京都を抜くことには成功。しかし、山形とは勝ち点、得失点で並んだものの、得点数で上回ることができず、7位フィニッシュ。滑り込みでのプレーオフ進出はならなかった。
◆明治安田生命J2リーグ第42節
11月24日(日)
モンテディオ山形 1-2 FC町田ゼルビア
水戸ホーリーホック 1-0 ファジアーノ岡山
ジェフユナイテッド千葉 0-1 栃木SC
柏レイソル 13-1 京都サンガF.C.
東京ヴェルディ 5-1 FC岐阜
横浜FC 2-0 愛媛FC
ヴァンフォーレ甲府 2-0 FC琉球
アルビレックス新潟 2-1 V・ファーレン長崎
ツエーゲン金沢 1-1 大宮アルディージャ
徳島ヴォルティス 3-0 レノファ山口FC
アビスパ福岡 2-1 鹿児島ユナイテッドFC
◆J2順位表(勝ち点/得点/失点/得失点)
1.柏レイソル/84pt/85/33/+52
2.横浜FC/79pt/66/40/+26
──自動昇格ライン──
3.大宮アルディージャ/75pt/62/40/+22
4.徳島ヴォルティス/73pt/67/45/+22
5.ヴァンフォーレ甲府/71pt/64/40/+24
6.モンテディオ山形/70pt/59/40/+19
──J1参入POライン──
7.水戸ホーリーホック/70pt/56/37/+19
8.京都サンガF.C./68pt/59/56/+3
9.ファジアーノ岡山/65pt/49/47/+2
長いシーズンもついに最終節を迎えた。すでに柏レイソルの優勝&J1昇格、FC岐阜の最下位でのJ3降格が決定。今節では、1枠の自動昇格チーム、3枠のJ1参入プレーオフ進出チーム、21位以下のチームが決まる。泣いても笑っても残されたのは1試合。魔境J2の最終決戦全試合が14時に一斉にキックオフを迎えた。
ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FCvs愛媛FCは、2-0で横浜FCが勝利。この結果、横浜FCが13年ぶりのJ1復帰を決めた。
中村の左CKに反応した皆川がウ・サンホに倒されてPKを獲得する。これを皆川が自らゴール右にきっちり決めて、今夏に加入したストライカーの今シーズン初ゴールで先手を奪った。
J1昇格へ貴重な先制点を奪った横浜FCはさらに52分、敵陣中央左で皆川がキープし、縦にパスを送る。これを受けた松尾がボックス左外に持ち込んでクロスを送ると、ニアサイドで齋藤功佑が収めてゴールに蹴り込んだ。
リードを2点に広げ、悲願に大きく近づいた横浜FC。その後、中山を下げて斉藤、中村を下げて田代、そして最後には松尾を下げて三浦を投入して、最高の形で歓喜の時を迎えた。
横浜FCが2-0で愛媛FCを下し、13年ぶりのJ1昇格を決めている。
石川県西部緑地公園陸上競技場で行われたツエーゲン金沢vs大宮アルディージャは、1-1の引き分けに終わった。
逆転でのJ1自動昇格に向けて勝利が絶対条件の3位・大宮(勝ち点74)が、10位・ツエーゲン金沢(勝ち点60)のホームに乗り込んだ一戦。試合はその3年ぶりの悲願を目指す大宮が14分に先制する。
ボックス右手前でボールを持った石川がボックス左に浮き球のパスを供給。ここに走り込んだ渡部が左足ダイレクトで中央へ折り返そうとすると、対峙した小島の頭に当たってボールはゴール方向へ。これがGK白井の逆を突き、そのままネットを揺らした。
幸先よく先制に成功した大宮。横浜FCが引き分けた場合、3点差以上での勝利が必要となるため、攻勢を強めていく。25分、ボックス右での混戦から茨田の落としを三門が右足を振り抜く。しかし、これはGK白井の正面に飛んでしまう。
さらに大宮は45分、敵陣中央右からのクロスのこぼれ球をボックス右で拾った石川が右足シュート。これが相手に当たってコースが変わるも、クロスバーに嫌われてゴールとはならない。
後半に入っても試合を優位に進めるのは大宮。58分、左サイドからのクロスのセカンドボールをイッペイ・シノヅカがボックス左手前で拾い、右足で強烈なシュートを放つ。GK白井が右ヒザでブロックしたボールはゴール前右へ。これを渡部が右足でプッシュしようと試みるが、タイミングが合わず、ボールを枠に飛ばすことができない。
絶好のチャンスを逃した大宮は、その後も奇跡を信じて3点差での勝利を目指す。ところが、徐々に金沢が攻勢に転じ始めると、72分に苦しい状況に追い込まれる。敵陣中央で縦パスを受けた山根がスルーし、垣田の落としを受けてボックス右手前に侵攻。ボックス右へのラストパスを清原に左足でゴール左隅に流し込まれ、試合を振り出しに戻された。
勝利が絶対条件だった大宮だったが、最後まで勝ち越しゴールを奪うことができず試合終了。1-1の引き分けに終わり、大宮はJ1自動昇格が叶わず。プレーオフに回ることとなった。
残り3枠をかけたプレーオフ争い。ケーズデンキスタジアム水戸で行われた水戸ホーリーホックvsファジアーノ岡山は、1-0で水戸が勝利した。
8位の水戸(勝ち点67)と、9位の岡山(勝ち点65)が激突した一戦。6位との勝ち点差は「3」であるものの、得失点差が「19」とプレーオフ進出が現実的ではない岡山に対して、勝利して天命を待ちたい水戸が攻勢に出る。
すると水戸は42分、ボックス右手前でFKを獲得すると、キッカーの志知がボックス内に鋭いボールを供給。これが混戦となり、最後は瀧澤が左足でゴールに蹴り込んでゴールネットを揺らした。
水戸はこのゴールを死守して1-0で勝利。勝ち点を70に積み上げた。
他会場では、5位・徳島ヴォルティス(勝ち点70)がレノファ山口FCに3-0で勝利。6位・ヴァンフォーレ甲府(勝ち点68)もFC琉球に2-0で勝利した。一方で、7位・京都サンガFC(勝ち点68)が首位・柏レイソル(勝ち点81)に1-13と大敗し、4位・モンテディオ山形(勝ち点70)がFC町田ゼルビアに1-2と逆転負けを喫した。
この結果、京都を抜くことには成功。しかし、山形とは勝ち点、得失点で並んだものの、得点数で上回ることができず、7位フィニッシュ。滑り込みでのプレーオフ進出はならなかった。
◆明治安田生命J2リーグ第42節
11月24日(日)
モンテディオ山形 1-2 FC町田ゼルビア
水戸ホーリーホック 1-0 ファジアーノ岡山
ジェフユナイテッド千葉 0-1 栃木SC
柏レイソル 13-1 京都サンガF.C.
東京ヴェルディ 5-1 FC岐阜
横浜FC 2-0 愛媛FC
ヴァンフォーレ甲府 2-0 FC琉球
アルビレックス新潟 2-1 V・ファーレン長崎
ツエーゲン金沢 1-1 大宮アルディージャ
徳島ヴォルティス 3-0 レノファ山口FC
アビスパ福岡 2-1 鹿児島ユナイテッドFC
◆J2順位表(勝ち点/得点/失点/得失点)
1.柏レイソル/84pt/85/33/+52
2.横浜FC/79pt/66/40/+26
──自動昇格ライン──
3.大宮アルディージャ/75pt/62/40/+22
4.徳島ヴォルティス/73pt/67/45/+22
5.ヴァンフォーレ甲府/71pt/64/40/+24
6.モンテディオ山形/70pt/59/40/+19
──J1参入POライン──
7.水戸ホーリーホック/70pt/56/37/+19
8.京都サンガF.C./68pt/59/56/+3
9.ファジアーノ岡山/65pt/49/47/+2