2019年の流行語大賞に「タピる」がノミネートされるなど、驚くほどのブームを巻き起こしたタピオカ。そうした流行に便乗(?)する形で、ラーメンやピザ、お茶漬けといった珍メニューも誕生してきた。

11月1日、兵庫県丹波篠山市の西紀サービスエリア(下り)に登場した一品も、変わり種メニューの1つといえるかもしれない。

それは、タピオカをたっぷりパンに乗せた「タピオカコッペ」だ。


おいしそう...?

確かにインパクトは抜群だが、見た目はちょっと衝撃的。パンの間にはたっぷりクリームが挟まれていて、たぶん食べるとおいしいのだろう。しかし、「どうしてこうなった感」がぬぐえないのも確かだ。

そこでJタウンネット編集部は、西紀SAの広報担当者に、この「タピオカコッペ」について詳しく聞いてみた。

「見た目はともかく...」

西紀SAでは、11月1日からタピオカを使った新メニューを販売している。

上述のタピオカコッペ(420円、税別=以下同)、宇治金時のあずきをタピオカに変えた「タピ金時」(650円)、たい焼きの中にタピオカを入れた「タピ焼き」(280円)だ。


抹茶と黒蜜のハーモニーとタピオカの食感を楽しめるタピ金時


生地とタピオカのもっちり感をダブルで楽しめるタピ焼き

どちらもツッコミ待ち感は否めないメニューだが、やはりインパクトが強いのはタピオカコッペ。なんというか、ちょっと雑な気がする(筆者の感想です)。正直、コッペパンの上にタピオカをのせてるだけだし...。

11月8日、西紀SAの担当者にこうした疑問をぶつけてみると、

「確かに、インパクトありますよね。タピオカは50グラムも使っていますし。ですが、見た目はともかく、味は抜群です。お客様からも好評をいただいています」

との回答が。タピオカを使ったパンができないかと、調理担当者が真面目に考えて作った逸品だという。

パンは黒蜜を染み込ませていて、クリームやタピオカとの相性はばっちり。隠し味として、黒豆きな粉を振りかけているそうだ。

ちなみに人気の方だが、タピオカコッペは「1日あたり10個ほど製造していますが、完売することも多いですよ」とのこと。インパクトある見た目のおかげだろうか。確かに、ツイッター映えしそうな雰囲気がある。

なお、今回新たに登場した3商品は、「タピオカブームが終息するまで」販売を続ける予定だという。