まるで人間!ビニール傘をさすアザラシがすごい どうやって習得したの?水族館に聞いた
知ってました? アザラシって、傘をさせるんです――
新屋島水族館(高松市)が飼育しているゼニガタアザラシの水雨(みう)ちゃん。
彼女の得意技は「傘さし」。持ち手の部分を両手でギュッと握りしめ、開いた傘の下で立ち泳ぎの状態をキープできるという。
いまツイッターでは、そんな水雨ちゃんの姿が大きな注目を集めている。さっそく、話題になったツイートをご覧いただこう。
こんなことしてくれるアザラシさんはじめて会った。かわいかったからおすそ分け。
— エリィ。 (@nansiyo_to) 2019年9月26日
ゼニガタアザラシ@新屋島水族館 pic.twitter.com/UwnnSLd0Sj
こちらは、ツイッターユーザーのエリィ。(@nansiyo_to)さんの投稿だ。傘を握って、真っすぐに立つ(?)水雨ちゃん。想像以上に傘を持つ姿が様になっているためか、ごく当たり前の行動のようにすら見えてくる...。
しかし、なぜ彼女は傘を持てるようになったのだろうか。Jタウンネットは、新屋島水族館の担当者に詳しい話を聞いた。
アザラシの相合傘も
担当者によれば、傘を持っている姿で話題になった水雨ちゃんは、22歳のおばあちゃんアザラシ。彼女は芸達者だそうで、傘のほかにも「おほほのポーズ」「拍手」「ばんざい」などのポーズを決めることができるという。
もともと物を持つのが得意だったという水雨ちゃんだが、練習をすることで傘もさせるようになったそう。ただ、あまり長く持ち続けることはできないそうで、
「集中力が切れるので、傘を持てるのは長くて1分くらいです」(担当者)
という。そのほか、同じゼニガタアザラシの海雨(かいう)くんも、傘を持つことができるそうだ。
相合傘をする水雨ちゃんと海雨くん。超かわいい(写真は新屋島水族館提供)
もともと「傘さし」のパフォーマンスは梅雨限定だったが、好評を得て定期的に行うようになったそう。平日は11時40分〜、土日祝日は13時15分〜/14時45分〜に行われるゼニガタアザラシのライブで、その可愛らしい姿を見ることができる。
今回話題になった水雨ちゃんの写真は、ツイッターで「可愛すぎます こんな顔されたらきゅんきゅん」「前は人でしたか?(笑)」「背筋伸ばしてるのがお気に入り」などと大反響。こうしたネット上の反応について担当者に聞くと、
「なによりもアザラシの魅力が世間に広まっていることを嬉しく思います」
としていた。