ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は8月8日、「アトラスV」ロケットを打ち上げました。同ロケットには、米空軍の先進通信衛星「AEHF-5」が搭載されています。


ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられたアトラスVは、5基の固体ロケットモータを搭載。技術的な問題からスケジュールは29分延期されましたが、最終的に打ち上げが実施されました。


そして搭載されていたAEHF-5は「Air Force’s fifth Advanced Extremely High Frequency spacecraft」の略称で、リアルタイムのビデオ通信を含む司令部と現地部隊との通信を支援します。製造メーカーはロッキード・マーティンです。


そして、AEHF-5は6機からなる衛星コンステレーション「AEHF」を構築し、米空軍の「Milstar」衛星コンステレーションを置き換えます。また、今回はアトラスVにとっては80回目、そして同ロケットの「551」構成では10回目の打上げでした。


 


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Image: ULA
■Atlas V Rocket Launches Advanced Communications Satellite for US Military
https://www.space.com/air-force-military-satellite-launch-aefh5.html
文/塚本直樹