「今夏大型補強には動かない」と明言しているクロップ photo/Getty Images

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今夏移籍市場でリヴァプールは積極的に動かなかった。バルセロナのMFフェリペ・コウチーニョの復帰など様々なビッグネーム獲得の噂こそ浮上したものの、「今夏は補強に大金を投じない」とユルゲン・クロップ監督が明言した通り、彼らは17歳のDFセップ・ファン・デン・ベルグや16歳のFWハーヴェイ・エリオットといった未来への投資をするにとどめている。まだ移籍ウインドウが閉じたわけではないが、ほぼ陣容は固まったと言って差し支えないだろう。

そんなリヴァプールに対して、元イングランド代表FWのアラン・シアラー氏が自身の意見を述べている。英『The Sun』のインタビューに応じた同氏は、「リヴァプールは今夏ビッグネームを獲得していないにもかかわらず、自分たちのシステムを信じている。誰に聞いてもライアン・ブリュースターなどの選手が大きな役割を果たすだろうと言うんだ」とコメント。現有戦力でも戦えると主張する人々に警鐘を鳴らしている。続けてシアラー氏は次のように語った。

「昨季タイトルを獲得したマンCが補強に動いたのはリヴァプールにとって大きな懸念材料だ。対して、我々は新しい選手を獲得するため、積極的に動かなかった。これに関して、リヴァプールが後悔しないことを願っているよ」

シアラー氏はリヴァプールの方針に一抹の不安を覚えているようだ。昨季フル稼働できなかった選手が続々と復帰しているとはいえ、このままではマンCとの差が開いてしまうのではとレジェンドは疑問を投げかけている。

今夏なかなかプレシーズンで調子の上がらなかったリヴァプール。はたして、彼らは今季もその競争力を維持することができるのか。シアラー氏の心配が杞憂に終わればいいのだが……。

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