【知りたくなかった怖い話】アイロンがけ中に起きた珍現象に鳥肌ゾゾッ! #19

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世の中には、科学では証明できないこともあるようです。憑依体質の漫画家・犬養ヒロさんが聞いてしまった【知りたくなかった怖い話】を紹介します。今回は、投稿いただいた体験談から、アイロンがけ中の女性が目撃した不気味な物体のお話……。

文・イラスト 犬養ヒロ

【犬養ヒロの知りたくなかった怖い話】vol. 19

白い脚

恐怖度

(P.N りり ・女性)

ある夏の暑い日のことです。エアコンもないなかでアイロンがけの苦行中……ふと上を向いて、ギョッとしました。前方にある白い空気清浄機の隣に、突如、白い脚(膝の少し上まで)が1本現れたのです!!

その脚はものすごく大きく、すね毛は無く白くのっぺりしていました。大雑把な推定ですが、もし身体があるとすれば、身長2mを超えるくらいじゃないと大きさが合わない。

どうしていいかわからず「見なかったことにしよう」とそのままアイロンを続行しようとしたのですが、そんなものを無視できるはずもなく……どうしてもその「1本脚」が気になって、思い切ってアイロンを置いて顔を上げて見てみると……。

唐傘お化けのような「一本脚」は跡形も無く消えていました。 確かにそこに、ついさっきまであったのに…!? どう考えても、見間違えではないのです。あの白いのっぺりとした足の質感……例えるなら日が経ってない水死体のようだったと、と考えていたら、ふと、我が家の土地に以前住んでいたご家族に、入水自殺者がいたことを思い出しました。

でも、以前住んでいたご家族の方に、そんな大きな体格の方はいなかったはずなのですが。

知ってしまった犬養さんのつぶやき

突然、そんな巨大な大根足が現れたら嫌だな〜。でもこのお話は、なんだか前の住人と関係していそうな感じだよね……。水死体って膨張するらしいから、もしかしたら……ゾッ。

でも、巨大な「激臭を放つオヤジの脚」とかじゃなかったからまだよかったのかもしれないよね……。夏の暑い日にアイロンかけながら、むわっと強烈な足臭なんて嗅がされたら、気絶でもしかねないもんねー。とにかく消えてくれてよかったよ〜、うんうん。

霊はどこにでもいて、心の隙間に入り込みます。みなさま、ご用心して下さいね―――

by犬養ヒロ