神戸、今季2度目の監督交代…フィンク氏の監督就任が決定

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ヴィッセル神戸は8日、トルステン・フィンク氏(51)の監督就任を正式発表した。

フィンク氏は2006年に現役引退後、ザルツブルクのセカンドチームで指導者業をスタートさせ、インゴルシュタットやバーゼル、ハンブルガーSV、APOEL、オーストリア・ウィーンで監督を歴任。昨シーズン途中からグラスホッパーを率いたが、今年3月に解任され、フリーの状態だった。

これにより、吉田孝行監督(42)の退任が決定。吉田氏は4月、フアン・マヌエル・リージョ氏退任を受けて再登板したが、初陣から公式戦9連敗を喫するなど泥沼状態が続き、明治安田生命J1リーグ自動降格圏の17位サガン鳥栖とわずか1ポイント差の13位と立て直しに至っていなかった。

なお、神戸にとって、同一シーズンで2度の監督交代はJ2に降格した2012年以来7年ぶり。退任が決まった吉田監督はクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「ファン・サポーターの皆様、このような結果に終わってしまったことを深くお詫び申し上げます。自分を監督に任命してくれたクラブ、全力で闘ってくれた選手・スタッフ、どんな時も声援を送ってくれたファン・サポーターの皆様には感謝しかありません。12年間、共に喜びや苦しみを味わってきた皆様とお別れするのは寂しいですが、本当にありがとうございました。これからも引き続き、ヴィッセル神戸をよろしくお願いします」