ファミリーマートのブレンドコーヒー「濃いめ」の濃度を調べてみました。

店舗によっては、コーヒーメーカーのブレンドメニューに「スタンダード(STANDARD)」と「濃いめ(DARK)」という2つのボタンが用意されていますよね。お値段はどちらも同じ。飲み比べれば明らかな違いなんですけど、一応数値で確認しておこうかと。計測器でコーヒー成分濃度をチェックしてみた次第です m(_ _)m

コーヒー濃度の測り方

ファミマ5店舗でブレンドコーヒー(S)の「スタンダード」と「濃いめ」を1杯ずつ購入し、計10杯の濃度を計測。コーヒー濃度は、カフェ業界で一般的な TDS(Total Dissolved Solid)で算出しました。TDSとは水中に溶け込んでいる物質の濃度=総溶解固形分のこと。ブラックコーヒーの場合は、ほとんどコーヒー成分による濃度と考えてよいかと思います。TDSの算出にはアタゴ製濃度計『PAL-COFFEE(BX/TDS)』を使用。25℃前後で測定し、安定した値を採用しました。典型的なフィルターコーヒー飲料のTDS値は1.00〜1.50%程度になります。

「濃いめ」は1.3倍ほど濃い

「スタンダード」の平均濃度1.03%に対し、「濃いめ」は1.35%。確かに「濃いめ」は「スタンダード」より濃く、1.3倍ほどの濃度でした。

店舗別に見ると、店舗Aは「濃いめ」が1.57%と濃すぎだったり、店舗Cは濃度の差がわずかだったり(これは飲み比べても判別が困難だった……)。コーヒーメーカーのメンテナンス状態などによっては濃度にばらつきが生じることはあるようですね。ちなみに、昨年計測したファミマのブレンドコーヒー(「濃いめ」はなかった)の濃度は平均0.94%でした。全体的に濃いめになっているのかも?

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以上、ファミマのコーヒー濃度チェックをお届けしました。とりあえず「濃いめ」は「スタンダード」より1.3倍ほど濃い、という感覚でどうぞ(かなり想像しにくいと思いますが……)。

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