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匂いもセンサ×AIで判別する時代へ。

食料品の品質・鮮度管理、工場等での危険臭気検知、呼気や体臭から疾患検知、ホテルや介護施設、自動車内の空間品質管理など、匂いをセンシングすることで解決できる課題は多数あるものの、センサとソリューションを組み合わせたサービスはこれまで存在していないという。

そこで、電気機器製造業の第一精工株式会社および、凸版印刷株式会社は、センサやAIを組み合わせ、食品の品質管理や空間上の臭気検知などの課題を解決する匂いセンシング事業をアライアンス体制で推進することの合意を6月3日に発表。同アライアンスでは、第一精工が開発する匂いセンサ“nose@MEMS(ノーズアットメムス)”を使用した匂いのセンシングに加え、凸版印刷が提供するAIにより、センシング結果の解析を進めることで、匂いの識別や判断を実現した。

この取り組みについては、6月5日(水)〜7日(金)に東京ビッグサイトで開催される展示会「Smart Sensing 2019」の会期中、第一精工ブースにおいて紹介する。

●同アライアンスの概要

同アライアンスでは、第一精工が開発する匂いセンサ“nose@MEMS(ノーズアットメムス)”を使用した匂いのセンシングに加え、凸版印刷が提供するAIによってセンシング結果の解析を進めることで、匂いの識別や判断を実現。

両社は、「匂いセンサエコシステム」を実現することで、これまで存在しなかった匂いを通じた総合的なサービスの提供を目標に、今後は、センサやAI、データベース、アプリケーションといった一連の「匂いセンサエコシステム」の構築を目指している。


匂いセンサ事業のイメージ

●第一精工、匂いセンサ“nose@MEMS”

第一精工が開発した、複数の検知素子が検出する「匂い分子のパターン」を認識し、識別する匂いセンサ。

チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の圧電薄膜に異なる感応膜を塗布した検知素子20種類を1枚のセンサチップ上に搭載しており、電圧をかけて共振している感応膜に匂い分子を付着させ、共振周波数の変化から数値データを取得、パターンを照合することにより匂いを識別する。

PZTの圧電薄膜を用いたMEMSの活用により小型・低コスト化が見込めるとともに、検知素子の数を増やすことでより多くの匂いを識別可能だ。

●凸版印刷、空間マネジメントソリューション

凸版印刷は空間マネジメントソリューションとして、これまで業務用消臭・除菌剤「ペポパ」や臭気対策剤「デオマジック」などの臭気対策製品を提供してきました。また、シーンに応じて複数の香りを瞬時に切り替えることができる指向性芳香装置「アロマシューター」を活用した空間演出ソリューションを提供。

■【動画】「アロマシュータ―を活用した空間演出ソリューション」のご紹介:

●イベント出展の概要

▼第一精工 Smart Sensing 2019出展の概要:

・名称

Smart Sensing 2019

・会期

2019年6月5日(水)〜7日(金) 10:00〜17:00(最終日のみ16:00迄)

・会場

東京ビッグサイト 西ホール

・ブース位置

西4ホール 4-135

・展示内容

・匂いセンサ“nose@MEMS”

・静電容量型トルクセンサ“ESTORQ”

同会場内のInnovation Summit Stageにおいて6日(木)に開催される企業プレゼンテーション内で「『匂いセンサエコシステム』の構築」と題し、同アライアンスの取り組みについての講演を行う予定だが、同公演は既に満席となっている。

また、第一精工では、匂いセンサ本体と20種類の素子を搭載したセンサチップ9組および基本ソフトウェアで構成され、現時点において利用できるすべての匂い素子検知パターンを試すことが可能な匂いセンサの評価用サンプルを、同社のセンサブランド「I-PEX Sensors」より7月に発売予定。同会場にてこの価格の公表を予定している。

▼「匂いセンサの評価用サンプル」:

・製品名

nose@MEMS(ノーズアットメムス)

・内訳

匂いセンサ本体1台・センサチップ9組(センサチップ1組ずつに異なる20素子を搭載)・基本ソフトウェア

・価格

未定(Smart Sensing 2019会場で公表予定)

・販売開始日

2019年7月(予定)

(ロボスタ編集部)